JR広島駅南口再整備 2026.03(Vol.113)<詳細版> 新風景!ミナモアとエールエール一つに

広島駅南口では、広島市・JR西日本・広島電鉄の3者が一体となり、大規模な再整備を進めています。
2025年3月に広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」がオープン、8月には路面電車「駅前大橋ルート」が開業しました。
大きな節目を迎えましたが、事業としてはまだ続きます。

去る2026年3月5日、ミナモアの2階アトリウムからエールエールに至るペデストリアンデッキが開通しました。
28日には、駅前大橋ルート開業で休止している電停を活用した循環線の運行を、広島電鉄が始めます。

地上のバスのりばやマイカー乗降場の再整備、周辺施設までのペデストリアンデッキや大屋根の整備なども2029年春頃にかけて段階的に行われていく予定です。

 

前回の状況です。

2025年3月24日に広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」が開業したのに続き、広島駅から稲荷町電停の間を短絡する路面電車「駅前大橋ルート」と新しい広島駅のりばが、20

 

3月5日のペデストリアンデッキ開業に関する直前直後のレポートはこちら。

2025年3月24日に広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」が開業したのに続き、広島駅から稲荷町電停の間を短絡する路面電車「駅前大橋ルート」と新しい広島駅のりばが、20
広島駅南口では、広島市・JR西日本・広島電鉄の3者が一体となり、大規模な再整備を進めています。 2025年に新しい駅ビル「ミナモア」がオープンし、路面電車の「駅前大橋ルート」が開

 

今回は少し趣向を変えて、最初に全体を通したまとめをお伝えし、
後半にギャラリーとして各所の写真をご紹介する形式でお届けします。

 

 

『第二の駅ビル』誕生と「魅せる都市機能」が描く広島の未来

これまで地下道を経由しなければならなかったエールエールや猿猴川・駅前大橋方面への道のりが、フラットに一直線で繋がりました。
所要時間は半分程度になったのではないかと思います。

 

物理的な距離や時間以上に、心理的な距離が縮まった印象が強いです。
自由通路からエキデンスクエアの賑わいある空間を経て、目的地であるエールエールHIROSHIMAの外観を視認しながら歩けるようになった効果は絶大です。

 

デッキの開通と同時にリニューアルオープンした福屋広島駅前店は、「デパートメントモール」をコンセプトに、従来の百貨店色を薄め、カジュアルさやライフスタイルを意識した店舗が揃いました。
オープン後初めて迎える週末には、ペデストリアンデッキを介して駅ビル「ミナモア」から大きな人の流れが生まれており、各階に多くの買い物客の姿が見られました。

エールエールHIROSHIMAが「第二の駅ビル」として、相互に機能やターゲット層を補完し合う関係が構築されることは、都心の求心力を向上させる面でも非常に喜ばしい変化です。

 

こうした機能性の向上はもちろんですが、今回の開業エリアは”どこを切り取っても広島らしいとても印象的な風景”が見られる副次的な効果も大きいです。

デッキ上からは、圧巻の規模を誇る「ミナモア」とともに、最新の路面電車が交差点の上空を滑らか通過して駅に出入りする光景が見られ、改めて「凄い」と思わせてくれます。
その光景はエールエールHIROSHIMA館内にも続き、行き交う電車を見ながらコーヒーを楽しむことができる空間に仕上がりました。

 

そのまま館内を抜ければ、広い空とリバーフロントの景色が目の前に展開されます。これ感動します。

きらめく水面(みなも)に多くの人々や電車が行き交うこの光景は、広島が掲げる「かわのまち」の印象を決定づける重要なシンボルとなるはずです。

こうした「魅せる都市機能」が、地元利用者が改めて広島の魅力に気づくきっかけとなり、シビックプライドの醸成、そして質の高い街づくりへという好循環に繋がっていくのではないかという期待を抱かせてくれる都市施設だと感じました。

 

↓画像ギャラリーが続きます↓

 

 

画像ギャラリー

人の流れが変わった!ペデストリアンデッキ開通後、初めて迎える週末

エキ×デンスクエア(アトリウム空間)から。

 

ミナモア側はバスのりば、にぎわい広場などの整備が続くため、仮設の屋根での暫定供用になっています。

 

本設部分が供用している城北通り横断部。

 

膜素材を用いた上屋はかなり高さがあり、広々とした空間の演出に寄与。

 

デッキ上から見る広島駅ビル「ミナモア」。

 

 

今までにない角度から駅ビルや2階に乗り入れる路面電車を眺めることができます。
足を止めて景色を眺める方も多かったです。

 

 

開放された階段と整備が続くエレベーター

デッキ上にはまだフェンスで閉鎖された部分があります。

 

エレベーターが設置される予定の場所です。
同じ位置にはかつて地上と地下をつなぐエレベーターがありました。
完成すれば地下・地上・2階を直通するエレベーターとなると思われます。

 

階段はデッキの開通に合わせて使用可能になりました。

 

 

城北通りを挟んで南側、エールエールHIROSHIMA側に降りることができます。

 

 

本設デッキと暫定共用部分。
上屋を支える支柱の架台は照明設置用でしょうか。

 

 

ミナモアから直通!猿猴川河川緑地までデッキ開通

エールエールHIROSHIMA2階の館内通路を抜け、猿猴川河川緑地までアクセス可能にしたデッキ。

 

 

 

 

 

 

全体の変貌はこれから。今後も続く南口の整備

まずはこの春、エールエールHIROSHIMAへの歩行者動線の整備が実現しましたが、
供用されたのはごく一部で今後も全体完成に向けて一帯で整備が進行します。
路面電車橋との間の空間は交差点の手前まで人工地盤が設け、にぎわい広場を設定します。

 

 

駅前広場の西側はバスのりばを整備する計画です。
デッキからのりばにアクセスするためのエスカレーターやエレベーターも整備されます。

 

 

ミナモア側のデッキ下部では既存の地下広場を拡張する掘削工事が進行中です。
これもバスのりば整備に伴うもので、地下広場からのりばへの階段やエレベーターを整備するための工事となっています。

 

地下広場では、路面電車橋との間の人工地盤を整備する基礎工事のため、3月5日から一部区画が閉鎖されました。

 

地下道南口改札前、ミナモア開業以来開かれていなかった区画に出店の兆しです。

ここは資料等でもどこまで地下空間があるのか、はっきり把握できていません。
隣接区画でも出店計画があるのか注目。

 

 

【広島市】: 広島駅南口広場の再整備等

ミナモア開業後も変わる広島駅南口 今後の整備内容とスケジュールまとめ

 

▼今後のスケジュール

2025年3月24日 ・広島駅新駅ビル開業
・広島JPビルディング接続デッキ、Cブロック接続デッキ供用開始
2025年8月3日 ・路面電車駅前大橋ルート営業運転開始
2026年3月5日 ・Aブロック接続デッキ供用開始
2026年3月28日 ・路面電車循環ルート営業運転開始
2028年春 ・2階にぎわい広場供用開始
2029年春 ・南口交通広場(バスエリア・マイカーエリア)の供用開始
(利用可能なエリアから順次オープン)
・Bブロック接続デッキ供用開始

 

(広島市『広島駅南口広場の再整備等 事業概要』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/doro-kotsu-kasen/1021408/1005978/1016970.html)より加工して使用)

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