驚くべき情報が舞い込んできました。
広島市中心部の大型商業施設「サンモール」等を含む紙屋町2丁目2番で再開発準備組合が発足し、
店舗、事務所、住宅などの機能を持つ施設の整備を目指す方針が明らかになりました。
【日刊建設工業新聞】:紙屋町2丁目2番地区再開発(広島市中区)/事業協力者を募集/準備組合 (以下転載)
紙屋町2丁目2番地区市街地再開発準備組合(桝本三知代理事長)は、計画立案や権利者の合意形成など、再開発事業の推進を図るため事業協力者を募集す る。11日まで応募登録、5月23日まで参加意向表明を受け付ける。6月7日にプレゼンテーションを行い、同下旬にも事業協力者を決定する予定。 =6面 に募集広告
参加資格は、再開発コーディネーター協会の法人正会員、または全国市街地再開発協会の法人賛助会員など。単体企業でも共同体でも参加は可能としている。募集に伴う手続きは都市問題経営研究所が担当している。
再開発事業の計画区域は広島市中区紙屋町2の2。対象街区は調整中のため未定としているが、サンモールを含む約1・5ヘクタール全体の開発を目指している。
再開発予定地を含む紙屋町・八丁堀地区は広島市の「西の核」と位置付けられており、「東の核」となる広島駅前周辺地区とともに、都市機能の集積・強化を 図ることで、それぞれが活力とにぎわいのエンジンを持ち、相互に刺激し高め合う「楕円形の都市づくり」を進めるとしている。
しかし、地区内には旧耐震・老朽建物も多く、権利者の高齢化や郊外での大規模商業施設の開業などにより、かつてのにぎわいや求心性が低下していることが 課題となっている。このため、商業・業務地区としての重要性、バスセンターや平和記念公園を結ぶ拠点としての位置付けを踏まえ、地域の再生・活性化を目指 し15年12月に同地区の市街地再開発準備組合が発足した。
準備組合は今後、▽にぎわいの再創出▽人の流れの拡大▽居住人口の増加▽安全・安心な拠点づくり-を目指し、18年度の都市計画決定に向けて計画の立案、権利者の合意形成などに取り組んでいく。
3月現在の準備組合員は60人。再開発ビルには店舗、事務所、住宅、駐車場、駐輪場などを想定している。16年度に事業協力者を選定。18年度の都市計画決定を経て19年度に組合を設立し、権利変換計画を策定。20年度に工事着手し、23年度の竣工を想定している。
(ここまで)
記事のサイト内には組合が公開したイメージ図には低層の駐車場と、マンションになると思われる超高層ビルが描かれています。
これから事業協力者を募る段階なので、具体的な内容はこれから詰めていく事にはなりますが、
イメージとしてはこのようなマンション主体を想定しているのですね。
あんな中心市街地の「ド真ん中」にマンションか…、と最初目にした時は思ってしまいました。。
しかし事業費の捻出にマンションはもはや外せない要素になりつつありますね。
特に近年は都心回帰の流れを受け中心部のマンションは人気があります。
このニュースで一番感心したのが、“サンモールを含む約1・5ヘクタール全体の開発を目指している。”
サンモールとどこか、では無くこの赤枠の街区、ブロック全体の再開発を目指しているようです。
このブロックにはエディオンの専用駐車場やフタバ図書、ソフマップ、タイトーなどが立地しています。
エディオン駐車場やその南側にも老朽化した建物がかなり目立ちます。これだけの面積が一体的に再開発できれば街のイメージもかなり変わります。
東面は地下街のシャレオと直結することも考えられ、北側で建て替え予定のエディオン本店本館と合わせて、
上手くやれば人々の大幅な回遊性の向上も期待できます。
紙屋町の未来がかかっていると言っても過言では無いのではないでしょうか。
個人的にはこの辺りはどうしてもゴチャゴチャした印象が強いので、
福岡市天神の警固公園のような都心の中でも少し開けた広場がほしいです。
規模的には紙屋町版アリスガーデンのようなもの。
6月下旬には事業協力者(デベロッパー)が決定するようなので、大いに注目したいです。
--------------------—-■追記(2016年4月21日)--------------------—-
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