相生通りに大規模オフィスビル! 広島八丁堀共同プロジェクトが始動

2014年に入って最初の大きなニュースです!

日本生命保険相互会社(日本生命)と広島電鉄は、中区八丁堀の「日本生命広島第二ビル」と「第二広電ビル」を
共同で一つの複合オフィスビルに建て替えることについて合意しました。
2018年1月(平成30年1月)の竣工を予定します。
(コメントとツイッター両方で教えていただきました。ありがとうございます。)

【日本生命保険相互会社 / 広島電鉄】:(仮称)広島八丁堀共同プロジェクトについて(PDF, 約470KB)

hatchobori_office-image.jpg
(仮称)広島八丁堀共同プロジェクト 完成イメージ(上記PDF資料より)

ビルの概要としましては、高さ約80m、地上17階・地下1階の鉄骨造。(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
敷地面積は2577平方メートル、延床面積は2万5516平方メートルにもなります。
構造は耐震性に優れた制震構造を採用し、備蓄倉庫などの防災機能も備えます。
ビルには129台を収容する駐車場も含まれるとのこと。

建設地はこちら。


より大きな地図で (仮称)広島八丁堀共同プロジェクト を表示

201106hatchobori-1.jpg

201106hatchobori-2.jpg
(どちらも2011年6月撮影)

まだきちんとした画像がありません。
解体され現在駐車場になっている朝日会館は道路を挟んで西側です。
画像で大きく写っているのが第二広電ビルとなります。

以上概要をまとめてみました。

これはビックリしました。
朝日会館跡地でもなく、先日紹介した損保ジャパン東京建物広島ビルでもなく、
このような形で八丁堀の既存ビル2棟を解体した上での複合ビルとは。
意表を突かれたとはまさにこの事ですね(笑)

ビルの規模も大きいです!
高さ80mは稲荷町から本川町まで相生通りで最も高いビルになります。
高さ約60mの広島トランヴェールビルディングでかなり存在感を感じていますから、完成すれば通りのイメージがさらに変わりそうですね。

延床面積を見てみても、2万5500平方メートルとこの周辺ではかなり大規模なものとなります。
参考までに、
広島トランヴェールビルディングが約2万9000平方メートル
広島ビジネスタワーが約2万8400平方メートル
ですから、これらと肩を並べるオフィスビルとなります。

広島電鉄としては広島市中心部ではトランヴェールビルディングに続く2棟目のオフィスビル新築事業となりますね。
その時もそうでしたが、老朽化した中小規模のいくつかのビルを合同で一つの複合ビルに建て替えるというのはまちづくりとしても景観的にも良い土地の利用法ですよね。

トランヴェールビルディングは「広島紙屋町プロジェクト」として計画が立ち上げられ、
地上と地下の商業施設とともに、オフィスフロアは満室で開業を迎えました。
支社支店の縮小などによりオフィス需要は減りつつあるとは言われていますが、
同時に市の中心部ではオフィスとして最新の設備を備えたビルが不足気味な傾向も見られます。

「複合ビル」とありますからビジネスタワーのようなオフィスオンリーのビルにはならないのでしょうね。
第二広電ビルにはタリーズコーヒーと旅行代理の”たび館”、日本生命広島第二ビルには広島銀行八丁堀支店が入っていますから、
少なくともこれらのテナントは再び新ビルの路面店で営業するものと思われます。

このスクラップアンドビルドで中心部もさらに生まれ変わって存在感をアピールしてほしいです。

もちろん、(仮称)広島八丁堀共同プロジェクトはこのブログで定期レポしていくつもりです。

Subscribe
Notify of
guest
6 Comments
古い順
新しい順 高評価順
Inline Feedbacks
View all comments