広島市は、駅前通りや相生通りなど都心部の主な幹線道路沿道に街区に対し、
オープンスペースの確保や商業施設の誘致、一定以上の客室数を持ったホテルを誘致することなどを条件に
建物の容積率を加算できるよう地区計画を見直す方針であることが分かりました。
老朽化した建物のスクラップアンドビルドや、平面駐車場のままになっている土地の開発が促進される事により
新たな賑わいが創出されることが期待されます。
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【中国新聞】:容積率加算 賑わい創出
容積率とは敷地面積に対する、建物の延床面積の割合です。
(容積率=延床面積/敷地面積)
その街区の容積率が大きいほど、敷地面積に対して高い建物が建てられます。
対象となるのは、駅前通り、相生通り、白島通り、中央通り、鯉城通り、平和大通りの沿道に面した街区です。
これまでの容積率に、条件に応じて50~200%が段階的に加算されます。
詳細な条件は新聞記事の表にある通りですが、
例えば最大なら、
・敷地面積500平方メートル以上
・建築面積400平方メートル以上
・建物を道路から2m以上離しオープンスペースを確保
・店舗・飲食店、ホテル、事務所などの面積が1階部分の2/3以上、かつ建物全体の延床面積の2/3以上を占める
・50室以上のホテルで面積の条件を満たす
・1室で1,000平方メートル以上のホール、会議室を備える
こういった場合には、現在の容積率に200%加算されます。
相生通りの朝日会館跡地を始めとした平面利用で塩漬けになっている土地や、
老朽化したオフィスビルの複合的な開発が促進されることに期待したいです。
ただし、記事にもある通り、現状でも対象の街区は高い容積率となっています。
相生通り沿線は900%です。
ご存知の通り、現在でも90mクラスの「スタートラム広島」が完成しようとしています。
この施策が絶大な効果を発揮し、一気に中心部のビルの建て替えが進むまでには至らないのではないかと思います。
もちろん容積率の緩和自体は歓迎すべき事かと思いますし、もっと早く実施すべきだったとさえ思います。
しかし根本的な事を考えるなら、今回のような条件を満たす計画に対し容積率緩和だけでなく、
手続きの簡略化や税制の優遇などにまで踏み込んだ施策を期待したいです。
もちろん都心部での活動の動脈となる公共交通の円滑化も例外ではありません。
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ちょっと時期が遅いですよね。ホテルも条件に加えるのは、
2020年東京オリンピックを見据えてのことなんでしょうけど、
もうあと3年しかありません。
様々な議論や手続きでこうなったんでしょうけど、
ちょっと遅いです。
他の大都市の中心幹線沿道との比較ではどうなんだろう。福岡の渡辺通りや、大博道路など。
やっと追いついたのかそれともこれで広島の方が容積率が大きくなったんだろうか。
元々広島は容積率が高いから最初から福岡より大きくエリアも広いよ。900%以上あるエリアを持つのはたしか東京、名古屋、大阪、神戸くらいだったと記憶している。
高層ビルが増えると、広電の果たすべき役割が今より大きくなるでしょう。
速達化のために胡町電停を廃止して欲しいです。
広島空港が移転した時に、さっさとやるべきだった!先見の目がなさすぎる!
本川以西も対象地域になればいいなと思います。
NHKの天気予報の際、屋上カメラの映像を見てると、本川以西は街が低くごちゃごちゃした感じですし、小網町の電気ビルばかりが目立ってしまってます。
近年の建設ラッシュに拍車がかかりそうですね。高層ビルがたくさんできて街らしくなってきました。ただ、原爆ドームなどの景観に考慮したり、人が集まるビルができたりすればもっといいと思います!
スタートラムは11月末に完成だそうですし、新広島ビルや損保
ジャパンの建て替え等、その後も次の期待が出来るのはグッド
ニュースといえます。先日マツダとトヨタの資本提携が発表され
たが、これからはEVや自動運転にグーグルやアップル等他業種
からの参入もあり、自動車メーカーはサバイバルゲームに突入した。
車に限らず、今後は色々な方面でグローバルな競争の時代に入った
のではないか。それに広島市は発展途上の都市で、まだ町造りは
これから完成させて行く流れになるが、地元の皆さんの内向きな
意見が気になります。世界にアピールする位の意気込みを見せて
ほしい!
ナイスコメントです!
私も右に同じく!
1週間休暇をとり広島に帰省し、今年より我が家の生活拠点も広島に戻り夏恒例にしている家族でのビアーガーデン(これまで岡山駅前高島屋)をどこにしようかと調べたら、福屋広島駅前店が安くて席数も多く良さそうなので行ってきました。
安佐南区の訪問先からバスで広島駅に向かい(酒を飲むので)ましたが渋滞が酷く、待ち合わせの時間に大きく遅れそうなので横川駅でJR山陽本線に乗り換え(乗り換え時間を含め約6分)で広島駅に到着し僅かな遅刻で済みました。
買い物なども駅周辺で全て済ませて紙八に繰り出す必要性が全くなく、駐車代も高く、後で振り返ると街中へは車で通過しただけ(どこもすごい渋滞)で一度も降りていませんでした。
今回の「建物の容積率を加算できるよう地区計画を見直す方針」を含めて交通体系も根本的に考え直さないと「街中」の活性化は容易でないと改めて感じ、その間、この街が発展し続けるには、広島駅周辺及び山陽本線沿線に都市機能の中心的役割を担ってもらわざるを得ないと確信しました。
タミーさん、要するに広島市には総合戦略というものが無い
のでしょう。広島市は平地面積が広くはない、この認識に
立てば土地の効率的な利用が必要になりますし、おのずと、
上空の空間部分を活用する事も考えなければいけません。
イメージとして、上に伸びる立体的な町造りが想定されます。
まず、皆さんの既存の考え方を変換する必要がある。それと、
広島市職員は世代の交代を急ぐ以外に選択肢はありません。
具体的には、路面電車をアストラムに変え、今後のビルは
極力100メートル以上にするべきです!
安芸の鯉人様
>要するに広島市には総合戦略というものが無いのでしょう。
広島の場合、安全保障に関する事は本来、一地公体をしてよりも国家をしてすべき事項であると思われますが、毎年「8月6日平和式典」を主催する立場にある事に伴い、広島市民が経済的負担をどこまで払い、また余りにも現実離れした平和主義を否定できない閉塞感等をどこまで共有しなくてはならないのかというジレンマはあります。
しかし、その被爆の歴史が、世界史の中で重要な位置を占め、世界中人々が歴史の教科書で広島での出来事を学び、広島の知名度は今や世界中の最低限の教育を受けた人々に及んでいるのも事実だと言えます。
確かに、それも大切かも知れないが、市民にとっては日々の生活もまたそれ以上に重要であり、「定時性が保たれていなければ、定刻に遅れない様に少し早目に出れば良い」的発想で、結果として市民に必要以上の負担を強いている。ましてや「平和利権」などは以ての外でうんざりしている市民も多く『耳障りの良い「理想」が、市民の「豊か」で「快適」な生活を妨げてきた』現状をもっと直視すべきと思います。
個人的には、資本主義社会に於いては、道路以外の建物建築、鉄道敷設等の都市開発は民間(資本)が主導し、行政の役割は利権に関する争いを調整することに徹し、健全な開発へと指導することだと思っています。
これから、急速に市内の中心街のビルを高くし、昼間の人口を今以上に増やすとなると、現状でも麻痺状態の交通事情がどうなるか、容易に想像出来ます。
半世紀経っても遅々として進まない中心街の交通機関の利害調整が、これからスムーズに進展するとはとても考え辛く、時間的リスクが極めて高いと判断し、行政主導でするならば、当面の都市機能は広島駅及び(今すぐ使える)山陽本線沿線各駅周辺(幸いにも地場基幹産業の企業の各本社が集中しており)、の再開発による立体化により集中させ、再開発された都市機能稼働までの時間的リスクを回避すべきで、中心街の再開発もそれと並行して民間主導でそれぞれの利害に応じて行い行政が公平に調整すれば良いと思います。
>先日マツダとトヨタの資本提携が発表されたが、これからはEVや自動運転にグーグルやアップル等他業種からの参入もあり、自動車メーカーはサバイバルゲームに突入した。
本当にそうですね。今後益々広島経済は(規模は異なるが産業構造が比較的類似している)中京経済との結びつきが強まり、またグローバル化も加速し、良い方に展開すれば、広島駅および山陽本線沿線と中心街とに競争原理が働いて共に発展出来るかもしれませんね。
そうなることを祈っています。
被爆の継承は広島市民にとって永遠の使命である事には同感です。
一方で、10年前に我々一般人は自動運転車の出現は想像も出来なかった
が、今は数年後に現実化しょうとしているし、欧米では空飛ぶ車の
開発も相当に進んでいる。AIやIoTといった機械化や科学技術の進歩に
より人類が月や火星に上陸もそんなに遠くない時期に可能でしょう。
今後も世の中は激変して行く事に間違いはない。その中で地元の
皆さんには2つの選択肢があります。路面電車の維持も含めて、従来
道理の一体化した延長戦上を進むのと、被爆の継承と町造りは別物と
判断して効率化を優先するかという事です。つまり、町造りを一体的
か2つに分けて考えるか二者択一の問題です。私は時代のスピードに
横並び派ですし広島は将来性のある都市なので後者をお勧めしたい!
上記一部訂正します。被爆の継承と町造りは別物と判断して
効率化を優先すると書きましたが、利便性の向上に訂正します!
(上から8段目です)
マツダの様な色々なメーカーやお菓子の職人さん等、物造りの
人達は顧客が喜んだり欲しがる商品を造らないと買ってもらえ
ない。地元の皆さんは、広島といえば路面電車にカキとお好み
焼きという言葉を信じ切っていて、これを人に押し付けようと
しているのは問題です。観光客や住民の全員が賛成する訳が
ないし、中には文句を言いたい人もいる事でしょう。観光客を
含めた不特定多数の人々の希望を叶えるサービスを提供するのが
行政の役目です。広島市役所は根本的に考え違いをしている。
鯉党さん、私も他県の話であれば関心は全くないが、広島人の
端くれとしての意見で地元の皆さんに良く考えてもらいたい。
行政は物造りの人達と同じ考え方をすべきです!
>観光客を含めた不特定多数の人々の希望を叶えるサービスを提供するのが行政の役目です。
なかなか面白いこと言う人ですね。普通、観光客が頼りにするのはるるぶのようなガイドブックだったり、トリップアドバイザーのようなサイトだったり、JTBのような旅行会社のツアーだったりするんだが。
民間企業がやっていることを行政の責任にするのかね。
誰とは言わないが、このブログへの書き込みで、明らかに世間の常識とかけ離れている人が数名いるね。
本題から離れますが、鯉党さんのこれまでのブログの中で
個人的に最も印象に残っているのは五日市だったか? 大和
ハウスによる物流施設の建設です。東京や大阪など大都市の
周辺にはネット取引の増加で巨大物流倉庫が次々と建設されて
いる。ネット取引と消費は車の両輪の様なもので、ここで
荷物が活発に動いているという事は広島の景気が良いという
証拠です。米国ではネット取引のアマゾンと実物店舗を持つ
ウォルマートがバトルを展開している。広島市の地元百貨店
福屋はどういったビジネスモデルを描いているのか気になり
ますが海外の事例を参考にしながら画期的なモデルを出して
もらいたい! (このページでの投稿はこれで終わります)