新型コロナウイルス感染拡大の影響が続いています。
このブログでは三密を避けた最小限の取材に加え、
過去の未公開ストックを引っ張り出して活用して、コロナ収束後にゆっくりと訪れたいスポットを今後紹介していきます。
今回は、現在広島県内で開催されている全国都市緑化フェア「ひろしま はなのわ2020」です。
毎年全国どこかの都市で持ち回りで行われている催し物で、2年前の2018年に山口県で開かれていたのも記憶に新しいですね。
今年2020年の舞台は広島で、3月19日に開幕したのですが、
ご存知の通り新型コロナウイルスの感染が全国で広がった影響で、すっかりそれどころではなくなってしまいました。
とはいえ、広島では97年以来22年ぶりの開催かつ、
メイン会場がイベント広場整備を控える旧広島市民球場跡地ということもあり、
感染対策を万全にして行ってみました。
(4月4日に来場していましたが、その後発令された緊急事態宣言を受け、外出を促してしまう可能性があることを考慮し、このタイミングでの更新となりました。ご了承ください。)
メイン会場の旧広島市民球場跡地は5月24日までの開催
【公式】:ひろしま はなのわ 2020|第37回全国都市緑化ひろしまフェア
今回の広島での開催は、3月19日~11月23日までの250日間となっており、
これまでの都市が50日程度が多かったことを考えると異例の長さで開催されます。
ただし、メイン会場となっている旧広島市民球場跡地での開催は、3月19日~5月24日(日)までで、
残りの期間は、県内複数箇所の「協賛会場」のみの開催に移行します。
これほど多数の会場で分散開催するのも、過去のフェアでは例を見ない開催となっています。
ということで、マチナカの旧広島市民球場跡地での開催期間はあと1週間しかないんです!
相生通りから入場します。
入場すると「HANANOWA」の大きな花文字が迎えてくれます。
入場の際には、係員の方から手にアルコールをかけてくれます。来場の際はマスクはもちろん、できれば少人数で感染対策に万全を期しましょう。
ちなみに入場は無料です。入場無料です。(大事なことなので2度・・・)
場内は、いつもの砂利が基本のルートになりますが、一部ではこのように天然の芝が敷設されています。
左手にステージがあり、本来ならここで座っていろいろなイベントを楽しんだりグルメに舌鼓ができたりするはずでした。
跡地中央は、広島ゆかりのオブジェなどがあるエリア。
宮島の鳥居は外せませんね。
鳥居のすぐ横にはなんと、旧市民球場時代の同じ位置にピッチャーマウンドとプレートが再現されています。
改めて見ると、「こんな街なかでプロの選手がプレーしていたのか」と。
正式にイベント広場として整備された時にも、こうした痕跡はぜひ残しておいてもらいたいですね。
地域と歴史を知るエリア
広島エリアの隣には、広島県内の全ての市町村が箱庭を出展。
載せきれないので一部だけです。(撮りきれてもいない。)
それぞれの個性が表れてますね。福山はもっと「バラ推し」かと思ったら、意外とまとまったものに。
そのまた隣には、県を飛び越え全国の政令指定都市による展示が行われています。
次回の開催都市である熊本市。
例によって全てではありません。
こちらも個性があって面白かったですね。プレートを見ずに、展示だけで「これはどこかな?」と予想すると面白いです。
跡地の最も西側です。
ちょうど、平和公園と原爆ドームから伸びる「平和の軸線」の延長に設けられたこちらには、
広島の原爆投下から現在に至るまでの歩みが年表の形式でパネルで展示されています。
歴史には当然「カープ」が何度も出てきており、カープの歴史は広島の歴史だなと。
北の現代に進めば進むほど、振り返ると原爆ドームの姿がよく見えてくるのはよく考えたものです。
時代が進んでも過去を振り返ることは大切です。
こちらは球場跡地を外れたさらに北側の「ハノーバー庭園」周辺。
県内のいくつもの園芸・ガーデニング関連の業者が、こうして箱庭を出展しています。
全ては載せきれませんが、ライフスタイルに関するいろいろなアイデアが提案されておりこれも面白かったです。
何より、入場無料ですからね。入場無料を支えているのは主催者の広島県及び各種自治体、
それから大小様々な協賛企業の方々です。
今回のコロナ渦により来場者は少なく、企画段階からすると全く想定外の状況になっています。
だからこそ、メイン会場の開催期間中に少しでも知っていただくために、今回の更新となりました。
旧広島大学本部跡地での開催は、5月24日(日)までです。
ご来場の際は、マスクの着用、三密を避けるなど、感染対策は万全にして起こしください。