4月18日(金)~4月21日(日)の3日間、広島市中区の旧広島市民球場跡地で、
FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019が開催されました。
「FISE」は、東京オリンピック追加種目のBMX等を始め、スケートボード、ボルダリングといったアーバンスポーツの国際大会で、
2018年に引き続き、今年も日本大会が広島で開催されました。
晴天に恵まれた大会期間中、多くの人々が観戦に訪れ、球場跡地は大いに盛り上がりました。
私も2日目の4/20に見に行ってきたので、簡単にご紹介しておきます。
【FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019】:注目の競技が一堂に会したFISE HIROSHIMA 2019 大盛況のうちに本日閉幕!
東京オリンピック・パラリンピックまであと2年にせまる中、注目度はかなり高くなっているようで、
開会前日の練習日も合わせ、延べ10万3,000人もの来場者数を記録したとのことです!
昨年の8万6,000人を大きく上回る結果となりました。
(昨年は初日が雨でほとんどの競技ができなかったことも影響しています。)
メインゲート付近。
既に人が多いです。
「FISE」は全ての来場者が公式サイトやアプリからアカウントを登録して、
個別のQRコードを提示して入場・退場することになっています。
私は事前に登録を済ませていたのですが、やはり分からない人がここでインストールと登録に手間取り混雑しているところもありました。
中に入りました。昨年とはレイアウトも少し変わっています。
このようにどこを撮っても人が入る密集ぶりです。
競技の様子や会場の雰囲気は、公式の動画を見ていただくのが一番いいと思います。
普段あまり見ることのない競技を近くで見られるのは非常に面白いです。
画面上で見るよりも遥かに「スピード感」が違います。
「アグレッシブインライン」のプロ選手の方々。
代表的なスポンサーの皆様。
いくつものプロスポーツが入場無料でこれだけ見られるのはかなり贅沢なことだと思います。
スポンサー様や招致関係者のおかげです。
昨年の報道で、主催者の日本アーバンスポーツ支援協会は、
「今後5年は広島での開催を続けたい」と表明しています。
旧広島市民球場跡地は、サッカースタジアム建設の候補地に挙がっていたことから、跡地活用が宙に浮いた状態が続いていましたが、
昨年スタジアム建設地が「中央公園芝生広場」に正式決定しました。
「FISE」が広島で行われるのは、支援協会が「国際平和を願うメッセージ性」の観点から広島県に打診し実現に至っています。
市としては、早急に跡地を満足にイベントが行える場所へ整備を進めることが必要です。
現状は「跡地跡地」と正式名称すらありません。
舗装もされておらず、砂埃がとにかくひどいです。アスファルト舗装だけでも先行して行ってほしい…。
残したライトスタンドはこういうときにこそ使うべきでは?あれでは「保存」ではなく「放置」です。
活用に制約も出かねないので、旧スタンドを残す必要はないと個人的には思っています。
広島で開きたいという主催者や、国内外か広島に訪れる観戦客・観光客に申し訳が立たないと思うほど、
盛り上がりと跡地の現状にギャップを感じました。
今後本格的に活用検討が進み、
来年は完成は無理にしても、今よりはもう少し良い環境でまた世界レベルの技が見られることを楽しみにしたいです。