JR西広島駅では広島市とJR西日本により2019年から橋上駅舎・自由通路の整備工事が進められ、
2022年11月20日に全面的に開業しました。
約110mの自由通路により、駅の南北をいつでも往来できるようになったほか、
駅機能が橋上駅舎に集約され、バリアフリー化が実現しました。
全面開業後、南口では広島市により駅前広場の再整備が行われています。
当初、2023年3月末の完成を目指していましたが、若干遅れており現在も工事が続けられています。
完成には近づいてきているので、現地の状況を見てきました。
整備の概要
【広島市】:西広島駅南口広場の再整備が始まっています
平面図 |
完成イメージ |
(2021年11月、現地看板を撮影)
再配置はほぼ完了!上屋工事が大詰め
南口の7月の状況です。
足元の縁石や舗装など、再配置はかなり完成に近づきつつあります。
少し艶のある綺麗な明色タイルが採用されるようです。
駅舎の前では上屋の工事が進められています。
路線バスはかつて広場中央の交通島から発着していましたが、
それも既に解消され、外縁部の仮歩道から乗降できるように切り替えられています。
上屋が一部完成している箇所もありました。
明かりを通す膜タイプですね。
広場の東側の状況です。
平面図をご覧いただくと分かる通り、北東側のゆめマート方面に向かっていた市道は、
南口広場の交通とはこのように分離される予定です。
これまでの買い物利用者と駅利用者が混在する状況が改善されますね。
最後に、自由通路から俯瞰した様子を。
7月下旬の状況写真なので、現在はもう少し進捗がありそうです。
もう供用開始も近そうなので、完成すればまた訪れてみます。
南口広場に隣接する大規模再開発
西広島駅南口では、構想が公になって久しかった大規模再開発事業の概要が先日明らかになりました。
今年中に広島市に対し都市計画提案、
2027年頃の着工、2033年頃の完成を見込みます。
現地の状況を改めて確認するために歩いてみました。
最後のファミリーマートがあるところまでが再開発の範囲です。
ひろでん会館が解体され、現在は暫定利用となっている交流広場「コイプレイス」も対象範囲に含まれます。
自由通路から伸びてきたペデストリアンデッキから、広電ののりばに向かって降りてくる階段・エスカレーターが想像できますね。
この「コイプレイス」は定期的に地域主体でイベントも開催され、
子どもたちの姿で賑わう光景もよく目にします。
屋内広場が整備されるようですが、この賑わいを上手く引き継げるようなハードとなることを願いたいです。
再開発とは関係ありませんが、コイプレイスから路面電車の軌道を挟んだ反対側には、
地場不動産の株式会社マリモが地上20階のマンションを建設します。
パチンコ屋の跡地ですね。西広島が垢抜けていきます。