広島駅に至る『光の道しるべ』駅ビル&駅前大橋線の夜間照明 2024.11

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
整備の核となるJRの新しい駅ビルは地上20階建て、総延床面積は約19万平方メートルで、
ホテルと商業施設の複合ビルになる予定です。

駅ビルは中四国最大の飲食店街やシネマコンプレックス、コスメやカフェなど、
約200のテナントが集積する商業施設「minamoa(ミナモア)」として、
2025年3月24日に開業する予定です。

 

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。 整備の核となるJRの新しい駅ビルは地上20階建て、総延床面積は約19万平方メートルで、 ホテルと商

 

 

店舗の暖かな照明が漏れる新駅ビル

まずは広島駅ビルの様子から。
北口から見えたガラス張りの店舗です。

 

日が落ちて、暖色系の照明で明るくなった店舗が浮かび上がります。
西棟と東棟をつなぐ中央部分ですが、内装工事がかなり進んでいることが伺えます。
新駅ビルは「全館カフェ」が大きなコンセプトで、至る所にカフェスペースを設けくつろぐことができるようフロア設計を行っています。
電車や新幹線を見ながらお茶できる場所が設けられるかもしれません。

 

駅ビルに直結する広島JPビルディング。

 

いつ見てもこのビルは美しいです。
市内の他のオフィスビルとはライトアップの力の入れ具合が何段階も違います。
駅ビルホテル部の塔屋もライトアップできるようになっており、JPビルと対をなすような存在となってほしいものです。

 

駅ビルの中心、アトリウム空間が薄暮に浮かぶ

南口に移動しました。
中央部、路面電車が乗り入れる吹き抜けのアトリウム空間です。

 

先ほど北口側から見ていた中央部の反対側ですね。
アトリウム空間内部も既に本設の照明が一部点灯しており、大きな吹き抜けが夜の広島駅に浮かび上がっています。

 

めちゃくちゃ綺麗…

内部の壁面や天井の化粧板も取り付けられており、開業への気分が高まります。
なお、完成時は軌道の両側に歩行者用の人工地盤が設けられる上、それらを覆うように大屋根がかけられますので、
地上からアトリウム空間をここまではっきり”見上げられる”のは今の内です。

 

完成イメージ
(広島市『広島駅南口広場再整備等 パンフレット』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/1032/250538.html)より)

 

 

駅前大橋線の架線柱が作る『光の道しるべ』

広島駅ビルから整備中の駅前大橋線に注目。

開業時期は駅ビルの開業からは少し遅れ、2025年夏頃になる見通しです。

 

駅前大橋を渡り、稲荷町方面を眺めます。

電車の架線を支持するセンターポールが、10月16日から点灯を始めました!
先端に細長いLEDが設けられており、路面電車が走る空間を導きます。
広島電鉄によると、”未来への希望を導く「祈り」、光の道しるべを意識している”とのこと。

【広島電鉄/ 広島駅南口整備 工事だより】:2024年11月号
(PDF形式)

 

縦長の照明はそれだけで目を引き、間隔や線形が完全に揃っていないところがまた非常に幻想的です。

 

 

美しいです。
駅前大橋南詰から比治山線の比治山町交差点まで、計13本が設置されて既に点灯しています。

 

広島駅方面を振り返りました。

 

上り広島駅行きの電車はこのポールを最後に駅前大橋のスロープを駆け上がっていきます。
かなり完成がイメージできるようになってきました。

 

新しい広島駅ビル「minamoa(ミナモア)」は、2025年3月24日の開業予定
駅前大橋線の開業は少し遅れ、路面電車が駅前通りを営業運行するのは、2025年夏頃になる見込みです。

Subscribe
Notify of
guest
3 Comments
古い順
新しい順 高評価順
Inline Feedbacks
View all comments