明治安田生命広島ビル 新築工事 2024.11(Vol.10)

明治安田生命は、広島市中区の鯉城通り沿いに建つ「明治安田生命広島ビル」の建て替え工事を進めています。
かつてのビルは、高さ約62m、地上17階・地下4階の規模で1972年に竣工。
当時としては大型のオフィスビルでした。

新しいビルは高さ約60m、地上14階建てとほぼ同規模。
環境性能やBCP対策を重視した設計を採用し、2025年1月末に完成する予定です。

 

前回の状況です。

明治安田生命は、広島市中区の鯉城通り沿いに建つ「明治安田生命広島ビル」の建て替え工事を進めています。 かつてのビルは、高さ約62m、地上17階・地下4階の規模で1972年に竣工。

 

 

計画の概要

【明治安田生命】:明治安田生命広島ビル(仮称)新築工事着工のお知らせ~持続可能な社会づくりと地元の活性化に貢献~ (PDF 401KB)

明治安田生命広島ビル(仮称) 完成イメージ(上記資料より。変更となる可能性あり)

 

名称 ◆ 明治安田生命広島ビル(仮称)
高さ ★ 59.94m
階数 ◆ 地上14階・地下ピット1階
用途 ◆ 事務所、自動車車庫
構造 ◆ 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
制震構造
敷地面積 ★ 1,861.77平方メートル
建築面積 ★ 1,345.37平方メートル
延床面積 ★ 16,677.09平方メートル
着工予定 ◆ 2022年12月21日
竣工 ◆ 2025年1月31日
建築主 ◆ 明治安田生命保険相互会社
設計者 ◆ 日建設計一級建築事務所
施工者 ◆
鹿島建設株式会社

★:現地看板、◆:公式資料
(最新の情報を採用)

 

ビル全体の外観あらわに

紙屋町交差点から鯉城通りを南下します。

横のストライプが目立つ本ビルが見えてきました。

 

南西側からです。

 

鯉城通り側の足場はほぼ全て外れ、外観が概ね見えるようになりました!

 

バルコニーのようなクラシックな外観ですが、反射率の高そうな窓ガラスか目立ちます。

 

 

建築物の環境性能を測るCASBEEはSクラスを取得予定です。
こういったところにも配慮されているようです。

 

最上階はテラスになっています。

オフィスワーカー向けの休憩スペースとなる予定です。

 

バルコニー状のファサード。

庇部分の下面はアールで処理されており、柔らかな印象を受けます。
鯉城通り側からの圧迫感の軽減にも繋がりそうです。

全体のデザインの真新しさはないですが、細部はこだわられているようですね。

 

 

独特な外壁の素材

ディテールを見ていきます。

 

1階エントランスはピロティ状になりそうです。

 

セットバックしており、歩道との繋がりを感じられます。

 

歩道上から、バルコニー部の外壁をよく見てみました。

 

不思議な素材感だと思っていましたが、
コンクリートを磨いて骨材がキラキラと反射しているようです。

 

北面。

北面は限りなくシンプルです。
車寄せや駐車場の出入口もここに設定されそうです。

 

新しい明治安田生命広島ビル(仮称)は、2025年1月末の完成予定です。

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