新アリーナ候補地 JR広島支社跡『エキキタパーク』の暫定運用が終了

広島駅北口の多目的コート兼イベントスペース「ekieエキキタパーク」が2月11日をもって運用を終了しました。

「ekieエキキタパーク」は、JR西日本広島支社の機能を一部移転したことに伴い同社が暫定的に活用していたもので、
新しい広島駅ビルの屋上での展開を見据えた活用としていました。
3月24日に開業するミナモアの屋上、「ソラモアひろば」には芝生広場やコートが整備されており、
これまでのエキキタパークの機能が移ることとなります。

同敷地は広島ドランフライズを中心としたスポーツ・団体が多目的アリーナの建設を提言しており、今後の進展に注目が集まる場所となります。

1 運用終了解体が始まった現地の状況
2 跡地活用は『多目的アリーナ』が争点に
3 署名のご案内～プロスポーツ、コンサートに活用できるアリーナ実現に向けて～

運用終了解体が始まった現地の状況

【minamoa-ekie】：ekie エキキタパークの運営終了について

2022年9月の開業時のレポートです。

祝開業！JR西日本広島支社旧社屋跡地『ekieエキキタパーク』 2022.09（Vol.6）

JR西日本が広島駅北口の旧JR西日本広島支社ビル跡地で整備を進めていた「（仮称）JR西日本広島支社跡地暫定開発」が完成し、 2022年9月17日に開業しました。名称は

2022-09-26 12:01

（2022年9月撮影）

現在の状況です。ペデストリアンデッキから。

一帯は仮囲いがされて立ち入れないようになっています。
重機も入り、防球ネットの取り外しなどが既に行われていました。

誰も人がいなくなったパーク。

すぐさま解体が行われるようです。

フットサルコートの貸出や、サンフレッチェのサッカースクールなど、
エキキタパークで行っていた機能は、新駅ビルの屋上「ソラモア広場」に移り引き継がれる予定です。

当初からこれを見越した暫定運用でしたが、小規模イベントも開催しやすい場所・スキームとなっており、
維持費もほとんどかからなさそうなので、JR西日本にとっても近隣住民にとっても良い使い方だったのではないかと思います。

跡地活用は『多目的アリーナ』が争点に

今後のJR広島支社跡地活用については、既に報じられているように
プロバスケットBリーグの広島ドラゴンフライズを中心に、県内10の団体が連盟で
”コンサート・スポーツ・会議等が開催可能な多機能アリーナの建設”を要望しています。

土地を所有するJR西日本も前向きに捉えており、協議に加わる意向を示しています。

ドラゴンフライズ『新アリーナを広島駅北に』JRと協議へ

Bリーグ1部「広島ドラゴンフライズ」の浦伸社長は、検討を続けている新たなアリーナの建設候補地として、広島駅北口二葉の里のJR西日本広島支社跡地を検討していることを明らかにしまし

2024-08-10 01:04

広島駅北口へ『多目的アリーナ』をドラフラやイベント会社など連盟で要望書提出

バスケットボール男子Bリーグ1部のドラゴンフライズ広島は、JR西日本広島支社に対し、連盟で広島駅北口の旧広島支社跡への「多機能アリーナ」建設に向けた要望書を提出したことを明らか

2024-10-25 12:52

【広島ドラゴンフライズ】：新アリーナ構想、始動！

改めて、現地の状況を。

中央と西側、2本のペデストリアンデッキが既に整備されており、施設に直結できる構造となっています。
アクセスは申し分なしです。

広島ドラゴンフライズは2030年頃には本拠地を新アリーナに移す構想を描いています。
民設民営によるスピーディーな実現に向けては、ここに広島の経済界あるいは強力なスポンサー企業をいかに巻き込めるかが鍵となります。

以前から述べているように、広島支社跡地の活用方法として多目的アリーナは適していると考えます。
また、先日のこちらの記事でも書いた通り、
グリーンアリーナは、「スポーツ振興以外の有料興行は年間10%（35日程度）」
という県の方針より、会場が非常に抑えづらい状況となっています。（結果として「広島飛ばし」が発生）
多目的アリーナの建設による莫大な機会損失の解消は急務です。