JR西日本が広島駅北口の旧JR西日本広島支社ビル跡地で
整備を進めていた「(仮称)JR西日本広島支社跡地暫定開発」が完成し、
2022年9月17日に開業しました。
名称は「ekie エキキタパーク」。
Jリーグ・サンフレッチェ広島が運営するフットサルコートや3×3コート、芝生広場を整備し、
マルシェやキッチンカーの出店、スポーツイベントの開催を通した賑わい創出を目指します。
広島支社の跡地活用についてはこれまでに、広島市と連携しオフィスや賑わいの拠点に再開発する方針が報じられており、
駅ビルに続く広島駅周辺エリアの大型開発の可能性を秘めた場所となっています。
前回の現地の状況です。
跡地活用と暫定開発の概要
【JR西日本】:広島エキキタエリア ekie エキキタパークの概要について(PDF形式 277キロバイト)
(上記資料より)
「ekie」という名称が入ることからも、JR西日本の駅ビル開発との関連を意識させられます。
実際に、公式資料で次のようにも記載されています。
”2025年春開業予定の広島新駅ビル屋上広場の展開に繋がる暫定開発と位置づ
け、将来に向けた広島駅周辺エリアの新たなコミュニティ基盤の構築を目指します。”
(JR西日本『広島エキキタエリアに新たなコミュニティ広場誕生 (仮称)JR西日本広島支社跡地暫定開発について』より)
JR西日本による跡地活用の報道はこちら。
市民が集う現地の様子
現地の状況を見てきました。
人工芝や防球ネットが設けられ、イベント広場として稼働しています!
【公式】:ekieエキキタパーク
コートの利用予約、イベント情報の確認はこちらの公式サイトから。
管理棟。
サンフレッチェが直接運営を行います。
駅前でこうしてサンフレッチェのロゴが見られるようになると嬉しいですね。
メインとなる人工芝のフットサルコート。
オープニングから数日経っていますが、
この後、大学生くらいのグループが管理棟を訪れ、早速コートでミニゲームを始めていました。
人工芝は二葉通りに面する南側の憩いのスペースに続いています。
大型イベントの際は、もしかすると防球ネットを上げて、この芝生スペースと一体的に利用できるのかもしれません。
歩道から更にアスファルト部分を挟んでセットバックしており、以前と比べるとかなり広々とした印象です。
このアスファルト部分にキッチンカーを置くことができるので、賑わいが外に滲み出す楽しげな空間になっています。
10月8日(土)~10月10日(月・祝)には、キッズ・ベビー用品を扱うMARLMARLが、
このエキキタパークに期間限定店舗を開くとのこと。
【MARLMARL(マールマール)】:MARLMARL CARAVAN #3 HIROSHIMA
こちらは東側に設けられた3X3のバスケットコート。
こうした街ナカで汗を流すのも気持ちよさそうです。
ペデストリアンデッキからの眺めで終わります。
JRも公式に発言しているように、この暫定開発は現在建設中の新駅ビルの屋上広場への展開を見据えた取り組みになります。
屋上に人の流れを作るのは意外と難しいので、明確な目的を持って利用してもらうことができる、かつフレキシブルな運用が可能なこうした機能を計画するのは、新たな解なのかもしれません。
新駅ビルの完成、そしてその後計画が進むと思われるこの支社跡地自体の開発についても今から期待が膨らみます。
以下は余談です。
広島テレビ放送本社とグラノード広島に挟まれた「エキキターレ」では、
3年ぶりにオクトーバーフェストが開催されていました。
真昼でしたが、多くの人で賑わっています。
グラノード広島に入る飲食店も相乗効果でかなりお客さんが入っておりました。
10月5日(水)から10月10日(月・祝)にかけては、
県内外から人気のあんぱんが集まる「あんぱんパーク」が開催される予定です。
2013年度に区画整理が完了し、付近のビルが完成したのが2019年。
それまでは国鉄宿舎跡地の荒れ地が広がる状態でしたから、
この賑わいはとても感慨深いものがあります。