JR広島駅南口再整備 2025.06(Vol.97)<駅前大橋線編> 新高架ホームに『グリーンムーバー』など試運転始まる!

JR広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」が、2025年3月24日に開業しました。

新しい駅ビルは、広島駅南口広場の再整備の核となる施設として、JR西日本が2020年から建て替えを進めてきました。
地下1階から9階に、カフェやコスメ・雑貨、中四国最大の飲食店街やシネマコンプレックスなど、およそ220テナントが集積する商業施設です。
9~20階を占める「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」も同時開業しています。

中央アトリウム空間に乗り入れる路面電車は引き続き工事が行われており、
2025年8月3日に開業する予定です。

 

前回の状況です。

JR広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」が、2025年3月24日に開業しました。 新しい駅ビルは、広島駅南口広場の再整備の核となる施設として、JR西日本が202
JR広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」が、2025年3月24日に開業しました。 新しい駅ビルは、広島駅南口広場の再整備の核となる施設として、JR西日本が202

 

8日の未明にかけて行われた試運転で、
初めて広電の車両が広島駅2階の新しいのりばに乗り入れました。

JR広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」が、2025年3月24日に開業しました。 新しい駅ビルは、広島駅南口広場の再整備の核となる施設として、JR西日本が202

その翌日、9日は朝から別の車両を用いた各種試験が行われていたようで、
私も広島駅ビル内でその様子を確認したのでレポートします。

連日の駅前大橋線ネタとなりすみません。

 

【広島電鉄】:広島駅「駅前大橋ルート」

 

 

初乗り入れ翌日、グリーンムーバーと元京都市電が乗り入れる!

9日の夜に撮影した広島駅ビル「ミナモア」2階のアトリウム空間です。

 

見慣れた広電の車両が、目の前に…!
広島駅乗り入れ2日目は、初代超低床車両の5000形「グリーンムーバー」と、元京都市電の1900形が用いられました。
朝から夜まで長時間にわたり行われていたようで、19時を過ぎてもホーム上に留め置かれていました。

 

ホームを挟んで隣り合う2編成。

頭では分かっていても、目の当たりにするとこれ以上無いほどワクワクする光景です!
長年夢に描いた駅前大橋線の開業も強く実感が湧いてきます。

 

Aホームに停車する1900形。
運用開始時は5号線、比治山下経由の広島港行きが発着するホームです。

街なかでは見慣れたこの古い車両ですが、この最新の駅舎に止まる姿が不思議です。
運用後もこうした古い車両は残りますから、これも新しい当たり前の光景となりますね。

 

 

ついに乗り入れた5連接の超低床車両!

Bホームに乗り入れている5連接車両のグリーンムーバー。

 

 

この大きな吹き抜けのアトリウム空間にふさわしい、全長30m級の5連接車両が初めて乗り入れました。
ちょうど東西通路あたりに先頭車両が来る位置関係です。

 

のりば側から。

 

 

今にも乗れそうな雰囲気に感動します。
線路はまっすぐ稲荷町交差点方面に高さを下ろしていきます。
もう紙屋町まで遠回りはしません。JRの改札からのりばまで雨には濡れません。

 

ミナモア西棟側から。

 

 

 

やはりこの大きな空間に長い車両が停まっているだけで画になります。
「広島駅」の駅名標と「GREEN MOVER」の文字。未来がやってきました。

 

 

アトリウム空間に広電の車両がいる風景

少し離れて、西側の歩行者通路から見た車両。

現状はまだフェンスがありますが、なくなれば通路、交通結節点、店舗の境目がなくなり、
非常にウォーカブルな空間となりますね。

 

3階の雁木テラスから。

 

見下ろした先に広電の車両がいるのが本当に新鮮です。
実際に目にするスケール感も初めて掴む事ができました。

運用が始まれば、ひっきりなしに車両が出入りするようになり、本当に飽きない景色となるはずです。

 

今回のレポートは以上です。
路面電車駅前大橋ルートは、今後運転技術習熟のための試運転が行われ、
2025年8月3日に開業する予定です。

 

事業の概要

【広島電鉄】:広島駅南口広場再整備等について

【広島市】: 広島駅南口広場の再整備等

駅前大橋線計画図(上記HPより)

 

駅前大橋線断面図(上記HPより)

Subscribe
Notify of
guest
0 Comments
古い順
新しい順 高評価順
Inline Feedbacks
View all comments