広島駅南口では、広島市・JR西日本・広島電鉄の3者が一体となり、大規模な再整備を進 めています。
2025年3月に広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」がオープン、8月には路面電車「駅前大橋ルート」が開業しました。
大きな節目を迎えましたが、事業としてはまだ続きます。
去る2026年3月5日、ミナモアの2階アトリウムからエールエールに至るペデストリアンデッキが開通しました。
地上のバスのりばやマイカー乗降場の再整備、周辺施設までのペデストリアンデッキや大屋根の整備なども2029年春頃にかけて段階的に行われていく予定です。
前回の状況です。
大屋根の段階施工 第一弾は2026年6月2日実施へ!
広島市は24日、路面電車のりば一帯を覆う大屋根の一部を、6月2日(火)の深夜に架設することを公表しました。
長さ約58mに渡る大屋根は3回に分けて架設することとしており、今回施工されるのは路面電車のりば部分の約16mになります。
残る部分は今後ペデストリアンデッキやにぎわい広場の工事に合わせて順次施工を行います。
【広島市】:大屋根架設に伴う交通規制について
【中国新聞】:広島駅ビル2階に大屋根取り付け 6月2日に1回目工事
(広島市『大屋根架設に伴う交通規制について』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/shisei/kouhou/1004010/1045546/1048123/1049877.html)より)
施工に伴い、広島駅前一帯の道路の通行規制も実施されます。
詳しくは広島市のHPをご確認ください。
(広島市『大屋根架設に伴う交通規制について』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/shisei/kouhou/1004010/1045546/1048123/1049877.html)より)
組み立てが進む大屋根の部材は巨大な一つのブロックに
ついに路面電車のりばに屋根を架けるスケジュールが明らかになりました。
現地の状況を確認してきたのでご紹介します。
ミナモア2階の路面電車のりば付近から。
前回組み立てが始まったのを確認しましたが、その後横材やパネルを取り付けるための下地の設置も進み、広大な面を持つ一つのブロックになっています。
東側から。
断面形状がよく確認できます。
ビッグフロントひろしまから。
この時はサンフレッチェカラーの紫のライトアップが行われていました。
1日の中でも定期的に色が変わっており、カープを意識した赤、ドラゴンフライズを意識した?オレンジも確認しています。
「華やか」という言葉がよく当てはまりますね。
見下ろした様子。
巨大すぎる…
5連接のグリーンムーパーと比べてもお分かりかと思いますが、これを持ち上げて架設するのがにわかには信じられないですね。
巨大に思えたクレーンも小さく感じます。
奥行きは約27mとのことです。これから外装を取り付けていくものと思われます。
第一弾となる設置箇所。
華やかな商業施設の2階に路面電車が乗り入れる―
それだけでも話題性に富んでいるスポットですが、その中央にこれほどの大屋根がかかることでそのシンボル性はさらに飛躍的に高まりそうです。
ちなみに、この大屋根、柱の真下鉛直方向に基礎は無く、一度荷重を梁の剛性で受けてから基礎に渡していることもまた驚きなんですよね。
(2025年2月撮影)
(2024年10月撮影)
大屋根のサイズから想像するほどは重くないのかもしれません。だとしても日本の土木建築技術のノウハウが詰め込まれており、非常に興味深いです。
ペデストリアンデッキイメージ
(広島市『広島駅南口広場再整備等 パンフレット』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/016/972/410069_922842_misc.pdf)より)
▼今後のスケジュール
| 2025年3月24日 | ・広島駅新駅ビル開業 ・広島JPビルディング接続デッキ、Cブロック接続デッキ供用開始 |
| 2025年8月3日 | ・路面電車駅前大橋ルート営業運転開始 |
| 2026年3月5日 | ・Aブロック接続デッキ供用開始 |
| 2026年3月28日 | ・路面電車循環ルート営業運転開始 |
| 2028年春 | ・2階にぎわい広場供用開始 |
| 2029年春 | ・南口交通広場(バスエリア・マイカーエリア)の供用開始 (利用可能なエリアから順次オープン) ・Bブロック接続デッキ供用開始 |
(広島市『広島駅南口広場の再整備等 事業概要』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/doro-kotsu-kasen/1021408/1005978/1016970.html)より加工して使用)













