国内リゾートホテルチェーンの星野リゾートは、温泉旅館ブランド「界」を広島県内に開業させることを明らかにしました。
施設名称は「界 宮島」。56室の宿泊施設です。
宮島の対岸で厳島神社の大鳥居を望むロケーションに位置し、全室オーシャンビューや最上階の大浴場、瀬戸内に古くから伝わる「石風呂」などが特徴です。
2026年夏の開業予定です。
同じ宮島口エリアでは、ヒルトン最上級ブランド「LXRホテルズ&リゾーツ」が2028年に進出することも明らかとなっており、価格帯の高い宿泊施設の進出が相次ぐことになります。
星野リゾート『界 宮島』の概要
【PR Times】:広島県に星野リゾートが初進出、全室が瀬戸内海ビュー「界 宮島」が2026年夏開業
▼主な特徴
1.宮島を見渡す全室オーシャンビューの客室
すべての客室が宮島を望むオーシャンビューです。窓辺のロングソファからは、穏やかな瀬戸内海と島々が織りなす美しい景観を眺めることができます。客室のカーテンやソファ、椅子には、瀬戸内海の青をイメージした色彩を取り入れ、景色と一体となるような空間をデザインします。
2.最上階に設けられる、海側も山側も見渡せる大浴場
界 宮島の大浴場は、宿の最上階に位置し、南に面した海を見渡す露天風呂と、北に面した山並みを望む内風呂の2つの趣の異なる湯殿を楽しめます。露天風呂は、瀬戸内海と湯船が一体となるような設計で、まるで海に浸かっているかのような開放的な体験ができます。また内風呂では、身体の芯から温まるあつ湯、ゆったり入れるぬる湯の2種類の湯船を設け、体の調子にあわせて、心身ともにリラックスできる湯浴みを楽しめます。
3.現代に継承する、瀬戸内に古くから伝わる「石風呂」
界 宮島では、瀬戸内で古くから親しまれてきた「石風呂」を現代に継承する試みを行います。鎌倉時代に起源を持つとされる石風呂は、かつてこの地域で広く普及していましたが、現在ではその姿を見ることはほとんどありません。そこで、石風呂を通して、瀬戸内が育んできた文化の息吹と、人々の暮らしから生まれた知恵を提供するため、現存する石風呂の調査や過去の文献を参考に、今の時代が求めるくつろぎを追求した石風呂を再現することにしました。
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露天風呂、内風呂イメージ(上記プレスリリースより)
▼施設概要
施設名 | 界 宮島(KAI Miyajima) |
所在地 | 広島県廿日市市宮島口西一丁目 |
アクセス | JR宮島口駅、広電宮島口駅より車で5分 広島空港から車で60分 |
客室数 | 54室(全室オーシャンビュー) |
付帯施設 | フロント、大浴場 (露天風呂、内風呂)、石風呂、食事処、ショップ等 (宿泊者専用) |
延床面積 | 7,830.70㎡ |
開業日 | 2026年夏(予定) |
予約開始 | 未定 (詳細は今後発表予定) |
意匠設計 | 小大建築設計事務所 |
星野リゾートが広島初進出!リゾートホテル相次いで宮島口に
星野リゾートが広島県内初進出なるホテルを公表しました。
およそ1年後の2026年夏の開業予定ということで、水面下で進出を調整していたようです。驚きました!
同社は福山市鞆の浦の「仙酔島」への宿泊施設建設も明らかにしています。
そちらが2029年の開業予定となっているので、それよりも早い段階から宮島口への進出を計画していたことが伺えます。
プレスリリースでは具体的な場所は示されていませんでしたが、一部報道や過去の当ブログのアホウドリさんのコメントによると、
カープの大野寮に隣接するした海沿いの敷地のようです。情報ありがとうございます。
来年開業予定なので既に建設は始まっており、12階建ての建物となるようです。
なお、カープ大野寮、大野練習場は2029年末に、ちゅーピープール跡地に移転予定です。
同じ宮島口一丁目には、米ホテルチェーンのヒルトンが、最上級のラグジュアリーブランド「LXRホテルズ&リゾーツ」を2028年10月に開業させる計画を明らかにしています。
インバウンドの増加も追い風に、宮島口エリアに室の高いホテルの進出が相次いでいます。
オーシャンビューで鳥居も眺めながら滞在できることに、国内外のチェーンが注目しているようです。
島内での特別な体験にも価値がありますが、利便性の高い宮島口エリアの価値も大いに評価されているようですね。
広島は山陽新幹線を介して福岡と大阪に挟まれ、宿泊客の獲得が課題でした。
供給客室数の少なさも課題でしたが、広島市や廿日市市、呉市といった「広島都市圏」で
あらゆる層をターゲットにしたホテル整備が加速します。
星野リゾート「界 宮島(KAI Miyajima」は、2026年夏の開業予定です。