広島橋上駅新築他工事（広島駅改良工事）は現在の跨線橋に代わって幅15mの自由通路を建設し、橋上駅舎と商業施設を新設する巨大プロジェクトです。
西側の改札内コンコース部分が2014年11月に先行して開業しています。
【JR西日本】：JR広島駅構内の新跨線橋(こせんきょう)の供用開始について
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】：広島駅改良工事（広島橋上駅新築他工事）
今回も大きな変化がありました。
前回の状況です。
まず、新幹線口屋上駐車場から、橋上駅舎全景です。
すっかり線路上のほとんどの部分が駅舎に覆われました。
画像右手では、自由通路に併設する橋上店舗から直接行き来できるエレベーター棟が、前回から構築されています。
こちらが現在の広島駅自由通路の上屋の状態です！
足場が一部外され、ガラス張りの外観が見えるようになっています！
明かり取りとなる大型の窓ガラスが、店舗部分より一段高くなっている自由通路の上屋に取り付けられました。
清潔感、開放感がここからも感じ取れて、震えるほどカッコいい！
完成後に屋上庭園として整備して、開放してほしいくらいです。
角度を変えて。
片流れになっている屋根は、温度管理にも配慮し西側が低くなっています。
太陽光パネルでもつければ効率よく発電できそうです。
駅構内へ移動します。
ちょうど上の画像で写っている、改札内コンコースと、自由通路が繋がる部分です。
足場が設置され、本格的にコンコースを接続する工事が始まっています。
この部分に在来線の中央改札が整備されます。
このまま2・3番のりばへ降ります。
工事用のフェンスやネットがすべて撤去され、見違えるほど広く明るい開放的な空間になりました。
エスカレーター降り口上部の化粧板や案内サイン、照明もすべて取り付けられています。
これは本当に広島駅なのか…。素晴らしいです。
後はホームの舗装ですね。最終的には他の区画と同様にタイル化されるはずですので、その時を楽しみにしたいです。
2・3番のりばをもう少し東側へ。
撮影した2月11日から、2・3番のりばでも地下階段の東側が使用できるようになりました。
これで、1番のりばと2・3番のりばは東西の地下階段が復活したことになります。
自由通路建設のため閉鎖されていましたが、約2年ぶりに日の目を浴びることになりました。
通路内は、写真の階段部分を除いて特にこれといったリニューアル・美装化は行われていません。
照明がLEDになったりするかと思いましたが、潔いほどここには手は加えられていませんね。
ホームの一番端には、時刻表の掲示板が設置されていました。
4･5番のりばへ移動します。
エスカレーターの降り口付近の美装化は骨組みまで取り付けられてあと一歩の状態。
出口を示す案内サインを取り付けるための器具も確認できます。（地下通路入口にも）
ここから眺める2・3番のりば。
いいですね。
1枚だけですが、7･9番のりばの様子も。
こちらでも、駅名標の下に時刻表用の掲示板が設置されたのを確認。
行ったり来たりになりますが、最後は1番のりばの状況を。
舗装が！！
なんと1番のりばでも舗装のタイル化準備が始まりました。
今後の駅ビル建て替えがあることから長らく工事中エリアになるため、
天井の美装化とともに数年先になるかと思っていただけにこれは意外でした。
他ののりばより広いこのホームがタイルになれば、またどこの駅だか忘れてしまうくらい雰囲気が変わると思います。
楽しみにしたいです。
最後に、1番のりばから改札を出た付近の様子を。
前回も紹介した、化粧板が外された駅ビルの柱。
その2本の間が柵で閉鎖され、内側にシャッターのようなものを設置していました。
自由通路の南の終点は、この画像の右手の店舗があるあたりに設けられます。
店舗や壁を撤去しなくてはなりませんから、このシャッターから内側（こちら側）が丸ごと工事エリアとして閉鎖されるような気がします。
これからこの付近も慌ただしく変化しそうです。
最後に、この広島駅橋上化工事の施工者である大林組が、HP上でプロジェクト紹介をされています。
【大林組-プロジェクト最前線】：街と街をつなぐ懸け橋、広島駅に出現
やはり真横で電車を営業運転させながら、あれだけの巨大構造物を支える基礎を打設するのは
かなり難易度の高い工事なのですね。
大胆な施工方法には何度も驚かされました。
広島駅自由通路は2017年度中の開通予定、
橋上駅舎に設けられる商業施設は2018年度開業予定です。
32枚アップロードしています。PC推奨です。
【Flickr】：2017/02 広島駅改良工事
