広島を地盤として戸建てやマンション販売などを行う総合不動産企業「東亜地所株式会社」は、
平和大通りと鯉城通りが交わる白神社交差点に面した旧本社跡地に、ホテルを建設する意向を元旦の中国新聞に明らかにしました。
その続報です。
【中国新聞】:広島中心部に新ホテル 東亜地所本社跡、3社共同で20年予定
【AreaBiz 広島】:東亜地所本社跡地にホテル建設へ
東亜地所は、同じ不動産業の「いちご」(東京都千代田区)及び、建設業の「ゲンバカンリシステムズ」(広島市)と共同でホテルを建設・賃貸します。
隣接地と合わせて830平方メートルの敷地に、15階建て前後、約220室のホテルを想定しているようです。
東京の企業がホテル運営・開発を行うようですが、具体的なホテル名は明らかにされていません。
東京オリンピック前の、2020年春の開業を目指します。
先日、現地の様子を見に行ってきました。
北の方角から、鯉城通り上で建設予定地を。
平和大通りと路面電車が走る鯉城通りが交わる白神社交差点は、最も広島らしい交差点と言ってもいいほどではないかと思います。
交差点にはNHK広島放送センタービルや、ANAクラウンプラザホテルなど大規模なビルが並ぶ中、
この東亜地所の建物だけは失礼ながら立地を最大限活かした建物とは言えない状態にありました。
東亜地所は昨年11月、ここから200mも離れていない「ポレスター広島」に本社を移転しています。
平和大通り上から。
画像奥は平和記念公園です。
上層階から公園の眺望を楽しめるようなホテルにするとのことです。
広島の平野のど真ん中ですから見晴らしは良さそうですね。
すでに移転を済ませた本社ビルには、早速ホテル建設を知らせる案内が掲示されていました。
西側から撮影しました。
ビルに隣接して駐車場がありますが、この土地も一体的に建てられるものと思われます。
画像右のアールを描いた建物は、フレンチで有名な「巴里食堂 大手町店」です。
変わって、鯉城通り南側から撮影しました。
カープの優勝記念の看板がありますが、建物は南北にはこれだけしかありません。
「東亜地所」の大きな看板のイメージが強かったですが、実際には小さい建物です。
先程の駐車場と合わせて開発するなら、L字型の建物になるかもしれません。
「東亜地所」本社跡に建設されるホテルは、2020年春の開業予定です。
続報があればまたお知らせします。