広島市は、広島駅近くの猿猴川と京橋川に架かる「駅西高架橋」と「上柳橋」をそれぞれ拡幅する工事に着手しました。
広島高速5号線の開通により交通量が増加することを見据えた整備で、
従来より混雑が激しかった城南通りの改良を行うことで、広島駅周辺と広島市中心部がスムーズに結ばれることを目指します。
どちらも2020年度末の開通を予定しています。
【中国新聞】:高速5号―市中心部間の道路拡幅
工事が始まっているという情報をいただいていたので、先週末現地を見に行っておりました。
その時の状況をご紹介します。
左折レーンを拡幅する駅西高架橋
まずは、駅西高架橋拡幅の状況です。
拡幅する下流側に、クレーンを乗せた台船が登場し、新しい橋脚の基礎工事が始まっていました。
山留壁を構築しています。
付近にあった工事内容の看板です。
猿猴川にこのように3基橋脚を新設します。
現在の右折レーンは駅西高架橋南詰交差点手前の数十メートルばかりしかありませんが、
橋脚の位置を見ると、ほぼ河川の上空丸ごと拡幅されるため、これだけ右折レーンが延長されるようですね。
交差点の南側から、駅西高架橋を。
画像の右側に写っているのが現在の左折レーンです。
大きく構造が変わりそうですね。
ちなみに画像中央左側にタワークレーンが確認できます。
鉄骨工事が始まった「JR西日本広島支社」の新ビル建設現場です。
高架橋からの眺めも変わりそうです。
6車線化される上柳橋
続いて、駅西高架橋南詰交差点から中心部方面とを繋ぐ上柳橋の拡幅状況です。
このように、橋桁の下流側を拡幅するため、歩道を閉鎖し工事が行われています。
付近の看板です。
こちらは駅西高架橋とは異なり、橋脚の新設は行いません。
現在のRCの橋桁に鋼製のブラケットを追加し車道と歩道を拡幅します。
閉鎖部分はこのように床板が剥がされています。
中心部向きの車道1車線を閉鎖する代わりに、広島駅向きの右折レーンが無くなっています。
猿猴川に架かる駅西高架橋と、
京橋川に架かる上柳橋の拡幅工事は、2020年度末に完了する予定です。