祝開業!JR西広島駅自由通路等整備 橋上化工事 2022.11(Vol.24)

2021年12月に暫定開業したJR西広島駅の橋上駅舎・自由通路について、
その後続けられていた残りの階段・エスカレーターの設置が完了し、
2022年11月20日に全面的に開業しました。

広島市とJR西日本が2019年から行っていた改良工事で、
暫定開業の時点で長さ約110mの自由通路により、駅の南北をいつでも往来できるようになるほか、
駅機能が橋上駅舎に集約され、バリアフリー化が実現しました。

今回の全面開業によりホームに降りる階段・エスカレーターが1本ずつ追加された他、
自由通路の北口側の階段・エスカレーターも反対方向に1本追加されました。

 

前回の状況です。

広島市とJR西日本が改良工事を行っていた山陽本線の西広島駅が一部完成し、 2021年12月19日(日)に自由通路と橋上駅舎が供用を開始しました。 長さ約110mの自由通路に

 

自由通路および橋上駅舎の開業レポートです。

広島市とJR西日本が改良工事を行っていた山陽本線の西広島駅が一部完成し、 2021年12月19日(日)に暫定開業しました。 長さ約110mの自由通路により、駅の南北をいつで
広島市とJR西日本が改良工事を行っていた山陽本線の西広島駅が一部完成し、 2021年12月19日(日)に暫定開業しました。 長さ約110mの自由通路により、駅の南北をいつで

 

 

事業概要

【広島市】:西広島駅自由通路等の整備について

南口イメージ(広島市)

 

【JR西日本】:西広島駅自由通路及び橋上駅舎の完成について(PDF, 460KB)

平面図(上記資料より)

 

【JR西日本】:山陽本線 西広島駅橋上化

 

【西広島駅自由通路等の整備】

自由通路等の概要 ・延長:約110m(うちJR山陽本線横断部 約40m)
・幅員:8m(一般部)、2.5~3.0m(階段部)
・昇降設備(自由通路):エレベーター2基、エスカレーター4基
・昇降設備(橋上駅舎):エレベーター2基、エスカレーター4基
デザインほか ・内装には天井や壁の一部に木材を多様し、木漏れ日のように太陽光が差し込む
・外観は地名「己斐」の由来となった黒い鯉の言い伝えをもとに、黒に近い灰色を基調に
・自由通路に面した西側にはJRが店舗を誘致
着工 2019年度
開業予定 暫定開業:2021年12月19日(日)(自由通路・橋上駅舎)
全面開業:2022年11月20日(日)(横川方のホーム階段など)
事業費 約59億円

 

開放された横川方の階段・エスカレーター

西広島駅自由通路から。

何回訪れても圧倒される自由通路です。
改札を入ります。

 

改札を入り正面に見える両階段が今回供用開始された階段です。

 

 

 

 

 

真新しい階段です。
暫定開業で供用開始した反対側と同様に、山陽地区の拠点駅以外では珍しくエスカレーターが設置されています。

明り取りのため、上屋は半透明にで、壁際には間接照明が設置。近年の改良された駅でよく見かけるタイプです。(新山口でも見たような気がします)

 

ホーム上に降りてみました。
1番のりばです。

LEDの発車標も追加されています。

 

ほぼ同じ位置から、2年前の画像と比較します。

 

(2020年11月撮影)

今回開業した階段は、もとは旧跨線橋があった位置にできています。
暫定開業のあと、旧跨線橋を解体して造られました。

広島市西部の交通結節点である西広島駅では、 アストラムラインが延伸されるのに合わせ、一気に駅本体と周辺のブラッシュアップが一気に動き出しています。 ・JR西広島駅の南北自由通路

 

このあたりにあった仮駅舎。

 

解体され、関係者用の駐車場のようになっています。
今後、南口広場の再整備やアストラムラインの駅舎建設工事等が続くので、
しばらくは作業スペースとして活用されていきそうです。

 

続いて、2・3番のりば。

 

 

こちらも綺麗にまとめられましたね。
LED発車標はこちらにも当然設置されました。

 

ホーム上での発見。

電車の乗車位置案内に、新しいタイプのものが設置されています。

 

 

北口広場への階段も全面開業

改札を出まして、自由通路を北口方面に進みます。

 

 

 

自由通路から向かって右側が、今回新たに開放刺された階段です。
暫定開業の時点で、外から見る限りほとんど完成していたように見えていましたが、
ついに開放されました。

 

ただし、降りた先の北口広場の整備はこれから。

ちなみに、橋上駅舎の平になっている部分の真上に、アストラムラインの高架線が通ります。

 

北口を出て西側の空き地は、駅前広場の整備に向けた整地が始まっていました。

 

また、2枚目の画像のように、北口一帯で区画整理の工事が加速し始めているようで、
解体される建物も目立つようになってきました。

 

 

南口広場の改良はこれから本格化!

自由通路を戻り、南口に移動してきました。

 

南口では、先日報道があったように、南口広場の再整備が2023年3月末まで行われます。
バスのりばをロータリーの外縁に移し横断歩道を渡らなくても利用できるようになるほか、
タクシープールやマイカー乗降場の再配置なども行われます。

詳しいイメージや平面図は広島市のサイトにもあるので見てみてください。

【広島市】:西広島駅自由通路等の整備について

 

現在の南口広場。

バスのりばが一番遠いのは不便でした。
JRの橋上駅舎、南口・北口広場の再整備、アストラムの延伸と、この先10年で大化けするエリアですね。

 

南口広場の平面図。

こちらを見ると、広場内から東側のゆめマート方面に抜けられる道が閉じられるようですね。

 

上記の平面図においても、当初のイラストにあった広電西広島駅方面のペデストリアンデッキは記載されていません。
やはり明確な計画の変更があったようですね。

西広島駅前で計画される再開発ビルには、この画像の場所から連絡できるようになると考えるのが順当。

 

広電西広島駅にはこの再開発ビルを経由してアクセスしてもらう方向なのでしょうね。
当初の報道からなかなか音沙汰がないこの計画。
来年こそは都市計画決定され、動き始めることに期待したいです。

 

JR西広島駅前で再開発計画 100m超えるタワーマンションなど建設目指す!

 

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