広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
整備の核となるJRの新しい駅ビルは地上20階建て、総延床面積は約11万平方メートルで、
ホテルと商業施設の複合ビルになる予定です。
また、路面電車が現在の猿猴橋町を経由するルートから駅前大橋線を経由するルートに変更されるとともに、新駅ビルの2階に高架で乗り入れることで、JRとの乗り換えの利便性が向上するなど
賑わい創出と都心同士(紙屋町・八丁堀地区)のアクセス性向上に大きく貢献する存在になります。
駅ビル内は中四国最大の飲食店街やシネマコンプレックス、コスメやカフェなど、
216テナントが集積する商業施設「minamoa(ミナモア)」として、
2025年3月24日に開業する予定です。
在来線コンコースにミナモアロゴ!連絡改札が完成
南北自由通路の階段を駅ビルへの通路に転換する工事のため、
南口方面の動線がこれまでより細くなることから、
JR西日本は2月3日から駅ビル内の通路の一部を開放します。
詳しくはこちら。
その解放される通路の一つが、在来線コンコースからJPビル方面への動線です。
在来線コンコースに設けられる「ミナモア改札」を平日の朝ピーク時に限り解放します。
「minamoa(ミナモア)」の電照サインが取り付けられました!
暖色系の照明でまとめられ、一気に商業施設の雰囲気が増しました。
1月30日、報道公開されたようです。
改札周辺の壁面や天井など、ほとんど完成した状態になりました。
コンコースから向かって左側、改札の脇にはコインロッカースペースが完成しています。
駅ビル建設着手前は階段単体で供用されていたので、増築されたエリアですね。
南口1階も変貌始まる
自由通路から1階に降ります。
2月3日からエスカレーターの右側の階段が閉鎖されます。
完成時はこの部分は通路になる予定です。
路面電車のりばがあるアトリウム空間。
外が暗くなった状態で見るアトリウム空間も見ごたえがあります。
これはワクワクしますね。
1階に下りました。
地下広場への階段・エスカレーター付近です。
路面電車の駅部となるこの辺りは、桁厚の違いから天井が低くなっている部分になります。
ここの天井の化粧板の面積がかなり広がってきています。
暖色系の本設の照明も点灯を始めており、これまでの薄暗い殺風景な雰囲気からの変貌が本格的に始まりました。
階段から駅ビル東側の1階を見ています。
東棟1階はまだ未供用のエリア。
タクシーのりばとマイカー乗降場になる場所です。
在来線北口改札付近に変化!
久々に訪れた北口1階の在来線改札口です。
ラッチ内側が一部閉鎖され、床面と壁面のリニューアルが進められているようです。
そのスペースです。
ガラス柵の配置が少し変わりましたね。
ラッチ内スペースが縮小され、そのスペースの床面が改札の外のコンコースと同様のタイル張りになっています。
壁面も、昭和の雰囲気が残っていたタイルから、駅全体と統一感のある白いパネルに張り替えられました。
今回は以上です。
ミナモア内通路の暫定供用は、2月3日から平日朝ピーク時に限り開始。
新広島駅ビル商業施設「minamoa(ミナモア)」および「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」は2025年3月24日に開業する予定です。
事業の概要
【広島市】: 広島駅南口広場の再整備等