広島市は、老朽化した広島サンプラザに代わる新たなMICE施設を整備することなどを盛り込んだ、
「商工センター地区まちづくりビジョン」の策定に係る検討を進めています。
先日、内容と私の考えをまとめた記事を更新しました。(下記参照)
2024年度中の策定を目指しています。
ブログ記事を書いた時に見落としていたのですが、
この素案に対するパブリックコメントが令和7年2月17日(月曜日)から令和7年3月14日(金曜日)まで受け付けられています。
コメントを通して、整備を望む多くの声を頂きましたので、ご紹介しておきます。
ビジョンに対するパブリックコメントが募集中
【広島市】:商工センター地区まちづくりビジョン(素案)に対する市民意見募集
先日書いた記事では、多くの方が期待を寄せていらっしゃったかと思います。
都市間競争に危機感を感じている方も多く、スピード感や規模についての意見もいただきました。
また、ユニークな提案としては、エリア内の移動に着目し、都市型ロープウェイ「Zipper」の導入を、というご意見もありました。
思いのある方、意見を伝えてみてはいかがでしょうか。
パブリックコメントの受付は、3月14日までです。
広島サンプラザ(2020年10月撮影)
個人的な意見です。
ドラゴンフライズを中心とする団体がエキキタに1万人規模のアリーナを造ることを目標に要望しています。
コンサートもできる会場という視点では、これと重複しないもう少し大きな規模の展示場にするべきかと。
大きくても区画を分けて柔軟に使用することは可能です。
そうなると、現在のビジョンの素案で検討している展示場の6,000㎡という規模は少し狭く感じます。
例えば、9,100㎡の「マリンメッセ福岡 A館」で、1万5000人収容のライブが可能。
(https://www.livebu.com/search?p=1&c=5000&cmax=20000)
広島においては1万2000~1万3000人を収容できることを目指し、
第一段階として6,000㎡、将来拡張して7,000~8,000平方メートル程度の規模とするのが、実現性も込みでよいのではないでしょうか。
また域内交通の「Zipper」について、
開発段階で効率的であっても、多くの都市で普及されなければ部品供給を1社に頼ることとなり、継続が難しくなります。
確かに興味深くはありますが、瀬野のスカイレールが廃止になったことを踏まえると慎重にならざるを得ないと思います。
短・中距離は今あるインフラのペデストリアンデッキを軸としつつパーソナルモビリティを揃え、
中央卸売市場などの長距離は現在のアルパーク〜レクト間のシャトルバスのリソースを活用し、合わせて将来的に自動運転バスの運行を目指し段階的に社会実験などを行っていくことでイノベーションの場としてもアピールしていくのがよいのではないでしょうか。