広島駅南口では、広島市・JR西日本・広島電鉄の3者が一体となり、大規模な再整備を進めています。
2025年3月に広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」がオープン、8月には路面電車「駅前大橋ルート」が開業しました。
大きな節目を迎えましたが、事業としてはまだ続きます。
去る2026年3月5日、ミナモアの2階アトリウムからエールエールに至るペデストリアンデッキが開通しました。
地上のバスのりばやマイカー乗降場の再整備、周辺施設までのペデストリアンデッキや大屋根の整備なども2029年春頃にかけて段階的に行われていく予定です。
前回の状況です。
路面電車のりばなど覆う大屋根の設置に着手か
前回、3月末の取材で確認した大型クレーンです。
路面電車高架橋の東側にいます。
クレーンはドイツのLIEBHERR(リープヘル)社の大型クローラークレーン「LTR 11200」という機材。
吊り上げ荷重1,200トンを誇る、日本に1台しかないクレーンです。
アウトリガーの力強さが凄い…
何を吊り上げようとしているのか、前回は疑問でしたが・・・。
東側に答えがありました。
この三角錐のような形状は、路面電車のりばやデッキの上空に架けられる大屋根の部材ですね!
イメージパースでも確認できる、縦方向の屋根の梁でしょうかね。
東側から。
ペデストリアンデッキイメージ
(広島市『広島駅南口広場再整備等 パンフレット』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/016/972/410069_922842_misc.pdf)より)
最終的にはマイカーの乗降場などが整備される広場の東側を作業ヤードとして屋根材を組み立て、
クレーンを挟んで反対側ののりば上部に取り付けるようです。
ビッグフロントひろしまから。
はっきりと全体の形状が確認できます。
クレーンの近くでも足場や部材を置いておくための構台などが設置されています。
右手前には組み立て中にも見える部材も確認できますね。
大屋根の柱は全体で6箇所計画されており、現在は路面電車のりばの2箇所のみが施工済みとなっています。
まずは路面電車のりばの上屋を整備し、その後歩行者空間の拡張→再度上屋の拡張、という手順になりそうです。
複雑な工程にも思えますが、デッキを整備してしまうと屋根かけの対象範囲に近づくことができず、車道に出て交差点付近を通行止めにする必要が生じるため、このように計画されているものと思われます。
現状でも複雑で色や素材にこだわったファサードは「広島の顔」となったミナモアですが、
その光景をさらに印象的にするのがこの大屋根です。
ライトアップで、洋上に浮かぶ厳島神社を連想させる演出も検討されています。
事業概要と今後の整備
【広島市】: 広島駅南口広場の再整備等
▼今後のスケジュール
| 2025年3月24日 | ・広島駅新駅ビル開業 ・広島JPビルディング接続デッキ、Cブロック接続デッキ供用開始 |
| 2025年8月3日 | ・路面電車駅前大橋ルート営業運転開始 |
| 2026年3月5日 | ・Aブロック接続デッキ供用開始 |
| 2026年3月28日 | ・路面電車循環ルート営業運転開始 |
| 2028年春 | ・2階にぎわい広場供用開始 |
| 2029年春 | ・南口交通広場(バスエリア・マイカーエリア)の供用開始 (利用可能なエリアから順次オープン) ・Bブロック接続デッキ供用開始 |
(広島市『広島駅南口広場の再整備等 事業概要』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/doro-kotsu-kasen/1021408/1005978/1016970.html)より加工して使用)












