ハンズ広島店が入っていた広島市中区の広島東映プラザビルに、ディスカウント店「ドン・キホーテ」が10月に出店することが明らかになりました。
新店は「広島八丁堀西店」として1~7階に展開される予定で、中央通りの既存店舗「ドン・キホーテ広島八丁堀店」と合わせ、
中心部での2店舗体制となる見込みです。
既存店舗が入る建物は1961年に建てられたものであり、現在の耐震基準を満たしていません。
近隣への2店舗目の出店は既存店舗の建て替えに繋がる動きの可能性もあり、今後の動向も注視されます。
ハンズ広島店は広島駅ミナモアとイオンモール広島府中へ分散移転する形で2025年2月に閉店しており、
新たな集客拠点となるビルの新しいテナントが期待されていました。
報道内容
【中国新聞デジタル】:ドン・キホーテ、ハンズ広島店跡に出店へ 中区八丁堀、10月予定
【Yahooニュース】:ハンズ広島店跡地ビルに「ドン・キホーテ」10月オープンへ 既に従業員の募集も開始(テレビ新広島)
求人も始まっています。一例をピックアップすると下記のようなものです。
【indeed】:(新店)ドン・キホーテ広島八丁堀西店(仮称)/718
ドン・キホーテ広島八丁堀店(2012年9月撮影)
広島東映プラザビル(2014年6月撮影)
八丁堀に2店舗目の出店 気になる既存店舗の動向
ハンズという大型テナントが移転し、これだけの床を埋められる店舗があるかどうか不安視していましたが、近くに店舗を構えるドン・キホーテが名乗りを上げるとは驚きです。
近年よくあるパターンの「貸会議室化」も覚悟しました。
個人的にドンキはゴチャゴチャしていてあまり行きませんが、集客力はありますよね。
ビル北側の上八丁堀方面に多数の店舗が点在していますし、面的な賑わいには貢献しそうです。
これほど近くに出店する目的についてはやはり気になります。
既存の八丁堀店が入る建物は、1961年に「旧いづみ百貨店」として誕生した建物です。
2017年に公表された広島県の耐震性能調査では、震度6以上の地震で倒壊する可能性のある建物にリストアップされています。
【広島市】:要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果の公表
当面は2館体制での営業とのことですが、遠からず既存の八丁堀店の更新は必要です。
ドン・キホーテと言えば先日、広島市西区観音新町の広島ダイヤモンドホテル跡地に店舗をオープンすることが明らかになりました。2027年2月のオープンを見込んでいます。
管理人の予想ですが、すでに八丁堀店の建て替えは見据えており、
現在確保した人材は観音の新店舗と振り分けることも視野に入れているのではないでしょうか。
【中国新聞デジタル】:広島市の太田川デルタ スーパー・ディスカウント店出店ラッシュ 競争過熱へ
仮にそうなれば、八丁堀店跡地は再び商業施設として建て替えて再びドン・キホーテが入店するか、
または全く別の商業施設テナントビルとして再生するか、
あるいはホテルと商業施設の組み合わせ(近隣のゼロゲート広島と同様の構成)となるか、
今後注目したい案件ですね。