広島市中区の旧朝日会館跡地、旧市営基町駐車場一帯で
「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」が進められています。
本事業は、アットパーク基町駐車場(旧市営基町駐車場)、朝日会館跡地、中国電力基町ビルを一体的に再開発するもので、
約160mの高層棟「KAMIHACHI X(カミハチクロス)」には、オフィスや広島商工会議所、高層階にホテルが入居します。
21~31階に入るホテルは、ハイアットのラグジュアリー・ライフスタイルホテル「アンダーズ」となることが決まっています。東京に次ぐ、国内2軒目の進出です。
敷地内には併せて発電所棟、駐輪場棟も整備します。
2027年度から2029年度にかけ段階的に竣工させる予定です。
前回の状況です。
事業の概要
【公式】:「かみはちはじまる」基町相生通(もとまちあいおいどおり)地区第一種市街地再開発事業
【広島市】:基町相生通地区市街地再開発事業 – 市街地再開発事業
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(広島市『基町相生通地区市街地再開発事業』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/shigaichi-saikaihatu/288144.html)より)
計画高さまであと30m!まもなく地上30階に到達へ
公式サイトの工事進捗状況では、11月の状況(12月1日投稿)として、
28階の床レベル、高さは約129mまで到達したとのことです。
完成高さ160mまであと30mほど。営業フロア最上階の階数31階までは最終段階となりました。
【公式】:工事の進捗状況について
広島パルコから全景です。
相生通りまで移動しました。南東側からです。
見上げた時の高さは迫力を感じます。最上部までガラスが取り付けられればそれはもう圧巻でしょうね。
低層部の角の部分は施工上の都合でまだ構築していません。
斜めにセットバックする立体的な高層部
市道を北上し、北東側から。
変電所棟は外観が既に完成しており、内装や設備工事も進められています。
この付近から見上げた様子。
21階より上はハイアット系のラグジュアリーホテル「アンダーズ広島」が入居します。
ホテル部分は下部のオフィスフロアに対し斜めにセットバックしており、フロア効率を高めます。
セットバックしたホテルフロアだけで10階分くらいの高さとなり、
全体のシルエットがよく分かるようになってきました。
広島市においてTOP10以内という高さも相まって、非常にシンボリックですよね。
北側から見た様子。
南北に長い敷地に建てられるので、特にセットバックした北側からこうして見ると細く感じます。
そのまま、北西側に当たる広島市民病院付近から。
県庁東館を大きく上回る高さ。
さらに、左手のYMCAを含む一帯では、2棟のオフィスビルと1棟のタワーマンションなどを整備する再開発計画も進行中、北側では広島県警本部の別館を建て替える計画も進んでいます。
質の高い官庁街・オフィス街への生まれ変わりを強く印象付けます。
※県警別館は建設費高騰の影響を受け、1フロア減らした13階建てで計画が進められることとなりました。
フラットで巨大なファサードの西側
相生通り南西側から。
西側から見上げる迫力もなかなかのものです。
ホテル部分がセットバックしない西面は低層部のシルエットがそのまま最上階まで続きます。
オフィス部分→ホテル部分の境界に設けられた構造変更階が興味深い。
西側のファミマ付近から見上げると、その姿は巨大な壁そのものですね(笑)
西面にはこの時期の演出として大きなクリスマスツリーが描かれています。
今回は大きく離れ、相生通りをそのまま十日市付近まで移動しました。
広島の目抜き通りを走る路面電車と。
このあたりから見える一番大きなビルはこれまで「スタートラム広島」だったので、隣接するカミハチクロスはご覧の通り比べ物にならない存在感です。
相生橋の向こうに見えている黒い外観の広島商工会議所は、カミハチクロスに移転する計画です、
高さ約160mのオフィス・ホテル複合の高層棟『KAMIHACHI X(カミハチクロス)』を含む「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」は、
高層棟と変電所棟は2027年度の完成予定、
市営駐輪場棟は2029年度の完成予定です。

















