​広島相生通りの大型再開発、名称は「KAMIHACHI X(カミハチクロス)」に決定!国内2軒目のハイアット系「アンダーズ」進出へ

朝日ビルディングなど事業者ら5者は、広島市中区の旧朝日会館跡地、旧市営基町駐車場一帯で進める「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」について、
2027年度竣工予定の高層棟の名称を「KAMIHACHI X|カミハチクロス」に決定したと
発表しました

同地区が紙屋町・八丁堀地区(カミハチ)内外のヒト・モノ・コトが交わる(クロスする)場所となり、新しい広島のまちづくりを発信する拠点にしたいという想いを込めた名称です。

また、同ビルの21~31階に入るホテルは、ハイアットのラグジュアリー・ライフスタイルホテル「アンダーズ」となることも合わせて公表されました。
東京に次ぐ、国内2軒目の進出となります。

本事業は、ビル内に入居する高規格オフィス、広島商工会議所と合わせ、
官民連携のリーディングプロジェクトに位置づけられています

 

最新の現地の状況です。

広島市中区の旧朝日会館跡地、旧市営基町駐車場一帯で進める 「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」が、2024年10月に着工しました。 2027年度から2029年度にかけ段階的

 

 

KAMIHACHI X(カミハチクロス)の概要

KAMIHACHI X(カミハチクロス)(2025年10月撮影)

 

【公式「かみはちはじまる」】:紙屋町・八丁堀からこれからの広島を描く、当事業の高層棟名称が決定しました

 

本事業地は、かつて広島城内外をつなぐ「立町御門」があった場所で
かつて「武士のまち」(現在の官公庁街・文化ゾーン)と「町民のまち」(現在の商業ゾーン)の結節点に位置していることから、
歴史的にも文化や人の想いが交差(クロス)してきた街でした。

再開発によって、紙屋町・八丁堀地区(カミハチ)の内外でヒト・モノ・コトが交わる(クロスする)場所にしたいとの思いで、
「KAMIHACHI X(カミハチクロス)」と命名されました。

 

また、プロジェクトの特徴のひとつであるオープンスペースは、
1階を「かみはちひろば」、6階を「かみはちこうえん」と名付け、
どちらも各種イベントの開催等を行っていく予定です。

地域のエリアマネジメント団体である「カミハチキテル」とも連携して、相生通り全体ににぎわいに寄与することを目指します。

 

 

国内2軒目ラグジュアリーホテル「アンダーズ」 広島進出!

再開発ビル高層棟「KAMIHACHI X|カミハチクロス」の21~31階には、
ハイアットのラグジュアリー・ライフスタイルホテルブランドの「アンダーズ」が入ります。

アンダーズブランドは、その土地の文化や伝統をサービスに反映させることを特徴としており、「アンダーズ 広島」も広島の魅力を発信する拠点となることが期待されます。

 

【PR TIMES】:ハイアット、中国地方初進出となるホテルを「アンダーズ」ブランドで計画

「アンダーズ 広島」 外観イメージ

 

名称 アンダーズ 広島
所在地 広島市中区基町 (KAMIHACHI X内 21~31階)
アクセス 広島電鉄「立町停留場」より徒歩1分
客室数 235室(予定)
館内施設 レストラン、ルーフトップバー& レストラン、ミーティング&イベントスペース、フィットネス&屋内プールなど
ホテル設計・施工 竹中工務店
ホテルインテリア設計 竹中工務店(株)NAO Taniyama & Associates監修
開業時期 2027年(予定)

(上記は現時点の計画案であり、今後変更の可能性があります)

 

▼「アンダーズ」について

アンダーズは、グローバルな感性を持つお客様のためにデザインされたホテルブランドです。地域に根差し、その土地の文化を随所に取り入れたホテル体験を提供しています。パーソナルで細やかなサービスは、お客様を勇気づけ、お客様を取り巻く世界を豊かにし、ご滞在を通してお客様に活力と充足感をもたらします。

(上記PDF資料より)

 

 

「KAMIHACHI X」に「アンダーズ」決定、広島の新たな体験価値に期待

待ち望んでいたビッグニュースがようやく舞い込みました!!

当初より、本計画は広島市のリーディングプロジェクトに位置づけられ、高層階には”ラグジュアリーホテルを誘致する”ことが明記されていました。

マリオット(シェラトン)、ヒルトンは広島に進出済みかつ今後新たなホテルの開業も予定している状況で、
ハイアット系は未進出となっていました。

 

ハイアットグループのラグジュアリーブランド「アンダーズ」は、東京・虎ノ門ヒルズ「アンダーズ 東京」を開業させています。
2027年開業予定の「アンダーズ広島」は、それに続く国内2軒目の進出となる予定です。(2034年度には名古屋にも開業予定)

同ブランドのコンセプトは、”地域に根差し、その土地の文化を随所に取り入れたホテル体験の提供”としています。
単なる宿泊を超えた体験価値を求める近年の富裕層やインバウンド観光客のニーズと強く合致するのではないでしょうか。

 

今回のホテルブランドとともに発表された高層棟の名称「KAMIHACHI X|カミハチクロス」。個人的には好感を持っています。
エリアマネジメント団体「カミハチキテル」が社会実験等を通じて時間をかけて賑わい創出を模索してきました。

歩道に面した1階のピロティは「かみはちこうえん」、低層部屋上となる6階は「かみはちひろば」となるようです。
ホテル・オフィスだけでなく商工会議所も入居することで、新たな市民交流の場となります。

対象地は紙屋町と八丁堀というコアを繋ぐエリアです。
これまで培ったノウハウを活かし、曜日に関わらず「人々の顔」が見える空間となることに大きく期待します!

 

「アンダーズ 広島」が入居する「KAMIHACHI X(カミハチクロス)」は、2027年の開業予定です。

広島県内では、2028年の開業を目指し、廿日市市の宮島口地区にヒルトンのラグジュアリーホテル「LXRホテルズ&リゾーツ」が進出予定。
同じく28年に、広島駅エリアにIHGホテルズ&リゾーツの「voco広島」も進出します。
その他、国内ブランドのホテル新築も相次いでおり、まさに全方位で宿泊施設の整備が加速します。

 

ヒルトン系ラグジュアリーホテル 宮島口に進出へ!2028年開業予定

駅前通りに面し、2022年8月に閉館した旧「ホテルセンチュリー21」の跡地について、 土地と建物を取得したサムティ株式会社(大阪市)は、約300室のホテルの新築を計画しています。

 

画像出典

  • かみはちはじまる『紙屋町・八丁堀からこれからの広島を描く、当事業の高層棟名称が決定しました』(https://kamihachi-hajimaru.com/wp-content/uploads/2025/10/755997d497d884a7a22cf7ceb9f7377b.pdf)
  • PR TIMES『ハイアット、中国地方初進出となるホテルを「アンダーズ」ブランドで計画』(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000008031.html)
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