広島市中区の本通り商店街に建設中の新しい商業ビルに、西日本初出店となるコメダの和風喫茶「おかげ庵」がオープンすることが分かりました。
新ビルは玩具専門店のマルタカ子供百貨店跡地にさくら不動産(広島市)が建設を進めている鉄骨5階建ての建物で、「おかげ庵」は2階に入居する予定です。
ビルにはこのほか、1階にはもんじゃ焼き店、3階には中華レストラン、4・5階にはカラオケ店が入居し、今年7月末から8月にかけて順次オープンする予定です。
新商業ビルの概要
【中国新聞】:広島本通り商店街にコメダが和風「おかげ庵」西日本初出店 今夏開店へ
▼新商業ビルの概要
| 所在地 | 広島市中区本通 |
| 構造・規模 | 鉄骨造・5階建て |
| 総事業費 | 約20億円 |
| オープン予定 | 7月末~8月にかけて順次オープン |
| フロア構成 | 5階 ジャンカラ(カラオケ店) 4階 〃 3階 バーミヤン(中華レストラン) 2階 おかげ庵(和風喫茶) 1階 月島もんじゃ くうや(もんじゃ焼き) |
イメージ(2023年4月撮影、本通交差点付近)
広島都心のポテンシャルを示す、本通り商店街のアップデート
「おかげ庵」など、話題性のある店舗が集まる商業ビルが本通りに誕生します。
「おかげ庵」は、コメダが展開する和喫茶で、発祥地の愛知県と首都圏を中心に展開しており、西日本初では初めての出店となります。自席の七輪で焼く団子や抹茶商品を提供します。
コメダホールディングスが中期経営計画で掲げる店舗拡大の一環として、広島市を足がかりに西日本進出を図っていくとみられます。
【株式会社コメダホールディングス】:中期経営計画
【加納コーポレーション】:SHOP(月島もんじゃ)
1階に入る「月島もんじゃ くうや」は、2025年3月に広島駅の新駅ビル「ミナモア」に中四国で初めてオープンした「月島もんじゃ もへじ」と同じ運営会社が手がける系列店です。
この「くうや」ブランドとしての出店もまた中四国エリアで初めてとなります。
地方都市では店舗の閉鎖や建物の解体が相次ぎ、商店街が虫食い状態になってしまうケースも珍しくありません。
そんな中、まちなかの中心である商店街新たな商業ビルが建てられるのは、まだまだ広島都心には求心力が残っていることを裏付けてくれます。
繁華街の空き店舗を埋めるのが、急増しているドラッグストアばかりではないというのも、個人的にはとても喜ばしいです。
最近の本通り商店街周辺の動きを見てみると、紙屋町の「ソシオスクエア紙屋町」には、くら寿司やJcafeが一昨年から昨年にかけてオープンしました。
また、市道を挟んで向かい合う旧フタバ図書ギガ本通店の跡地ビル「本通WEST X」には、スケッチャーズのアウトレット専門店が今年2月にオープンしています。
本通りに本店を構える広島アンデルセンは、いつ足を運んでも多くのお客さんで賑わっています。
ジャンプショップこそミナモアに移転しましたが、「Sanrio 広島本通店」はいつも若い客層を惹きつけていますね。
少し外れますが、相生通り沿いで進む再開発ビルの「KAMIHACHI X(カミハチクロス)」には、ブルーボトルコーヒーの出店も決まりました。
こうした動きを見ていると、ミナモアができてネガティブに捉えられがちですが、紙屋町・八丁堀全体の傾向としては決して悪くないです。
すでに報道されている本通3丁目地区の市街地再開発事業や、天満屋・三越一帯の再開発の検討も水面下で進められています。
本件のような都心のアップデートがさらに人を呼び込む好循環となり、再開発の追い風となることを願うばかりです。
