天満屋(岡山市)や三越伊勢丹ホールディングス(東京)などは、
広島市中心部の天満屋八丁堀ビルや広島三越の入る中国新聞文化事業社ビルなどを一体的に建て替える構想を進めています。
2024年12月には天満屋や三越伊勢丹HDなど十数の団体や個人で構成する準備組合を設立していますが、
事業の具体化に向け、資金調達などを担う事業協力者に準大手ゼネコンのフジタ(東京)を選定したことが分かりました。
店舗や事務所、ホテルなどが入るビルの建設を想定しており、検討の加速を図ります。
事業協力社に”広島ルーツ”の『フジタ』を選定
天満屋八丁堀ビル(中央)と中国新聞文化事業社ビル(左)(2022年10月撮影)
【中国新聞】:広島市八丁堀一帯の再開発準備組合、事業協力者に準大手ゼネコンのフジタ選定 都市計画作り加速へ
【Yahoo!ニュース】:胡町再開発 複合ビル建設へ 天満屋・広島三越などのエリアで計画 広島(広島ホームテレビ)
昨年12月下旬から準備組合が資金調達等を担う事業協力者を募集しており、準大手ゼネコンのフジタを選定しました。
フジタは大手ハウスメーカーの大和ハウス工業傘下、広島で創業した企業です。
同社は東洋観光から所有権を取得し、再開発を検討する構成員も兼ねています。
構想の具体化に向けて検討を加速させると見られます。
▼事業参画者(これまでの報道を踏まえて管理人が整理)
| 再開発を検討する協議会 | ・天満屋 ・三越伊勢丹ホールディングス ・胡子神社 ・中国新聞文化事業社 ・中国新聞社 ・フジタ(東洋観光から所有権を移転) |
| 協力企業 | ・三井不動産 ・フジタ |
また、今回の報道で、工期や開発区域は未定とされつつも、
”店舗、事務所、ホテル、胡子神社などが入る複合ビルの建設を想定”と報じられました。
私を含め予想は多方面からされていましたが、公式に具体的な用途が明かされたのは初めてではないでしょうか。
基本的な方向性に異論はありません。繁華街の中心にして目抜き通りに面した敷地です。三越伊勢丹HDも名を連ねていることから、規模や業態の違いはあれど百貨店に準ずる店舗が入ることが予想されます。
高層化によって容積を稼ぎつつ、歩行者に優しい広い公開空地を持った複合施設に期待したいです。特に天満屋は歩道に面した大部分が構造上の壁となっており、閉鎖的な印象が強いです。
八丁堀交差点に面して広い歩行者空間(溜まり)ができるとともに、視覚的にもガラス張りで開かれた施設となって、現在の交差点付近のイメージをガラリと変えてほしいです。
欲を言えば、中国新聞文化事業社も入っていることですし、ホールや劇場のような文化的な施設もあればなと。
背後には中四国最大の歓楽街を持ち、相生通り沿いの外国人観光客も訪れやすい立地です。
音楽コンサートの需要を満たす機能はもちろん、神楽などの伝統的な文化にも触れられるスポットになれば面白くないでしょうか。
物価高騰も厳しさを増す中、再開発事業者には内容とともにスピードも求められます。
今後の検討結果を見守りたいです。
▼対象地
