大阪府と大阪市は2020年の広島・長崎五輪開催の検討委員会への参加を承諾したようです。
橋下知事ら五輪招致委参加承諾
2020年夏季五輪の被爆地共同開催を目指す広島市の秋葉忠利市長と長崎市の智多正信副市長は13日、大阪府庁と大阪市役所を訪れ、橋下徹知事と平松邦夫市長に五輪招致検討委員会への参加を正式要請。知事、市長ともに承諾した。
橋下知事は10月に広島、長崎両市長が招致検討を発表した際、賛意を表明。これを受け、秋葉市長は府庁で「知事から友情あふれるメッセージをもらい大感激した。エネルギーと知恵を分けてほしい」と話し掛けた。
橋下知事は「広島、長崎の五輪の話を聞き、心が震えた。(米国の)オバマ大統領は核廃絶の演説をした。『平和』というところで国際的なコンセンサスが得られると確信している。(検討委に)少しでも参加できるなら光栄」と述べ、毎回の参加が義務とならないのであれば検討委に加わりたいとの意向を示した。
会談後、智多副市長は「大きな壁を乗り越える上で、非常に勇気をもらった」と話した。
大阪市役所では、秋葉市長が平松市長に「さまざまな検討課題があり、広島、長崎だけでは解決できない」と述べたのに対し、平松市長は「五輪を平和の祭典に導くのに、広島・長崎以外にふさわしい都市はない。大阪市民も一体となって盛り上げたい」と答えた。
(47NEWSより引用)
今日参加を表明した大阪府・大阪市に加えこれまで北九州市や近くでは廿日市市など
さまざまな市町村が検討委員会参加を表明しました。
加えて先日、東京都が再び五輪招致を表明。
16年のリベンジに挑むことになり、
石原都知事はもし東京に決まったら広島で共催することも示唆しています。
・・・・・という訳で、2020年の五輪招致問題は複雑になってきました。。
様々な都市が検討委員会に参加してくださることは
開催に当たってのノウハウや色々な助言をしてくれるのでありがたいことではあります。
しかし広島市・長崎市に『本当に』その2都市だけで
オリンピックを開催できるだけの収容能力、競技場、関連施設が
準備できるのかどうかが非常に疑問です。(国の補助があったとしても)
さらに東京都知事の「広島で共催」と言う発言。
長崎はどこへいったの?という感じです。
仮に東京に決まったとしても、東京・広島・(長崎)での共催となると、
東京の16年のアピールポイントだった「コンパクトな開催」からは完全に外れることになります。
そもそもIOCの「1都市開催」という規則を外れて共催が許されるのかどうか。
どうなっていくんでしょうね?。
まとまりのない文章で申し訳ないですが、最後に。
私としては広島・長崎共催のオリンピック開催というのはいいことだと思います。
決して賛成という意味ではないんですが、
東京開催で、広島・長崎が補助的に役開催の役に立てたら
それでも充分に「平和・核廃絶」をアピールできるのではないでしょうか。
前回の北京でも遠く離れた都市で一部の競技をしたそうですから、不可能ではないと思います。
とにかくアジア大会での苦い思い出がある広島市なので市民として
無茶はして欲しくないなーという所です。
もちろん自分の街でオリンピックが開催されるということは素晴らしいことなんですけどね。