広島観光ループバス「めいぷる~ぷ」が19日から運行。半年間限定。

ようやく広島にも“観光”循環バスが登場するのでしょうか。
 
中国JRバスは4月19日から、広島市中心部の観光名所を周るループバスを運行させるようです。
4月19日から9月30日までの半年間限定で、料金は一律200円。
平和公園や市内の3美術館などを巡ります。
 
中国ジェイアールバス】:ひろしま観光ループバス「めいぷる~ぷ」のご案内
jrloopbus.jpg
 
 
30分間隔で広島駅北口を出発し、
県立美術館前(縮景園前)→ひろしま美術館前(広島城、市民病院前)→紙屋町→原爆ドーム前→平和公園前→八丁堀→現代美術館前(まんが図書館)
そして広島駅北口へ戻るルート。
一時間に一本は原爆ドーム前から横川駅→ひろしま美術館前というルートになるようです。
 
市内観光循環バスについては以前、
コメントで”広島に親戚が多い仙台市民さん”が、詳しいデータとともに広島への導入を提案して下さったことがありました。
コメントNo.4191:市内観光循環バスの導入
 
コメントに書いていただいた通り、平和公園周辺に訪れる観光客は多くても広島城や縮景園、美術館というスポットはあまり注目されないまま宮島や錦帯橋に流れる、
つまり広島市中心部に滞在する時間が短く、あまりお金も落としてもらえない状況が続いています。
仙台市民さんの非常に参考になるコメントを読んで、私も観光循環バスを導入してほしいと思うようになりました。
 
広島版観光ループバス「めいぷるーぷ」にはそれぞれの観光施設との連携(セット入場券や割引など)は残念ながら無いようですが、
こういった観光スポットのみを周るバスはこれまでには無かったわけですし、まずは広島の観光ツールとして定着させることが重要ですね。
2010年に広島市と広島電鉄が協力して広島駅からの「100円ループバス」を運行させる社会実験が行われましたが、
結果は利用者の3/4が広島市民の買い物客で観光客の利用は振るいませんでした。
(あれはマイカー乗るまーデーの促進の一環だったので、失敗とは言えないかも。)
 
今回は車両も真っ赤な専用のラッピングを施して走るようですし、もみじの葉のマークで「めいぷるーぷ」というネーミングも面白いです。
運行が始まる4月19日はひろしま菓子博の開幕日でもあります。
ここで観光客の方にどれだけ使ってもらえるかが、まず一つ目の注目ポイントになりそうですね。(もちろん広島市民も)
 
中国ジェイアールバス単体での事業なので、大々的な告知など行政のバックアップを得るのは少し難しいかもしれませんが
軌道に乗れば中心部にもたらす影響はかなり大きいはずです。
本当に成功を祈ります。
 
是非とも半年間と言わず、10月以降も継続していただきたいものですね。


 

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