2つの山から見下ろす広島都心部 2022.07

広島市内では都心部である広島駅周辺や紙屋町・八丁堀地区を始めとして、大小様々な開発が進んでいます。
2020年夏、そんな広島市内を見下ろせる2つの場所から改めて遠景を記録してきました。

何度か取り上げている風景ですが、今回は先日新調した望遠レンズを使用して都会らしい風景を切り取ってきました。

 

 

南東方向、黄金山から見下ろす都心

まずは広島市南区の黄金山です。
山頂にある展望台は2020年にリニューアルされました。
車がないと行くのが難しいですが、その景色はいつ何時訪れても素晴らしいものを見せてくれます。

この画像だけ広角レンズで撮影。

 

以降は今回購入したSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporaryで撮影したものです。
真夏の朝、少しぐずつきそうな天候をできるだけそのまま記録するつもりで撮りました。
(撮影後に強い通り雨が降りました。)

広島駅周辺です。徐々に焦点距離を大きくしてみました。

 

 

望遠端400mmのズームは想像よりも大きく、構図を考えると400mmまで使うことは少なそうです。
3枚目ですらギリギリ200mm台なので…。

こうして広島駅周辺を切り取ると、本当に大きなビルが増えたことを実感します。
完成間近の「広島JPビルディング」や、その横で建設中の新広島駅ビルのタワークレーンもはっきりと見て取れますね。
この角度だと、グランクロスタワー広島の左側あたりにも、100m程度のアパホテルが出現するはずです。

5日の中国新聞の報道により、広島駅南口の旧フタバ図書跡地に、 地上30階のアパホテルが建設されることが判明しました。 その後、アパグループがニュースリリースを更新して正式に

 

八丁堀方面。

望遠レンズならではの圧縮効果で、手前の平野部に立ち並ぶビルと背後の戸建住宅がびっしり並ぶ住宅団地の対比が表現できて面白いです。

 

千田町方面。

 

ミニチュアのようにも見えてきますね。
大手町の広島市役所なども見えています。

 

富士見町方面。

手前には今年9月に開業を予定しているヒルトン広島。
その背後のNHK広島放送センターや三井ガーデンホテル広島などの位置関係から、
直接見えない平和大通りが横切っているのも感じる事ができます。

 

変わってこちらは黄金山からは北の方角。
府中町方面です。

山陽新幹線が写っているのに気づいていただけましたでしょうか。
蛇のようにうねる広島高速2号線と大州~府中IC間で交差します。
画像左奥の方では新幹線の車両基地を高架で横切る広島高速5号線も確認できます。

道路と鉄路のネットワークが面白いです。

 

 

北西方向、三滝山(竜王公園)から見下ろす都心

広島市西区、太田川放水路の右岸側から都心を見下ろすことのできる竜王公園です。

 

 

先程見ていた広島駅周辺。
直線距離では黄金山とほぼ同じくらいではないかと思います。
西側からみているので、ほぼ完成した広島JPビルディングがよく見えます。
100mクラスのビルで十分に高さはあるのですが、
197m、167mのツインタワーが目の前にあると埋もれますね。
同じく100mクラスの新広島駅ビルは、完成しても大部分がJPビルに隠れそうです。

 

こちらは基町方面。

サッカースタジアムが建設されている中央公園では大量のクレーンが稼働しており、すぐに位置が分かります。
背後には基町クレドや八丁堀など繁華街が位置しており、改めて都心のど真ん中に建設されるスタジアムであることがよく分かります。
全国でもJ1で活躍するクラブの本拠地がこれほど恵まれた立地に実現するのは珍しいです。
城南通りを渡るペデストリアンデッキも整備され旧広島市民球場跡地とも繋がります。
両広場の設置管理運営を担うNTT都市開発にはこれらを生かして思いっきり集客(ビジネス)していただいて、都心の魅力向上に寄与してほしいです。

 

広島市南部方面。

 

このくらいの高さまで上がると瀬戸内海が見えます。
宇品大橋もきっちり確認できますね。

たくさんの島が浮かぶ内海に面し、限られた平野にびっしりと建物が立ち並ぶ光景もまた、広島市らしい景色です。

 

 

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