今週は廿日市の紹介をしています。
バリアフリー化で生まれ変わった広電廿日市駅
橋上化されるJR廿日市駅 準備工事始まる
広電廿日市駅、JR廿日市駅と大まかに南から取り上げてみました。
今回はJR廿日市駅の北側で行われている区画整理の様子を紹介します。
【広島県の土地区画整理 ~土地区画整理事業の取り組みについて~】(広島県):地区別事業概要(廿日市市廿日市駅北地区) (PDF, 約400KB)
廿日市の東の玄関口として交通結節点機能と十分な生活サービスを導入することを目的とする、
「廿日市駅北土地区画整理事業」が平成12年(2000年)から行われています。
JR廿日市駅の北に広がる約16haが区画整理の対象で、平成32年(2020年)の施行完了を予定しています。
現地にあった区画整理の概要を示す看板です。
看板の中央少し左の辺りにJR廿日市駅を確認できます。
今回は前回紹介した廿日市駅の流れをくみ、廿日市駅を中心にして西側と東側を紹介していきます。
この看板の図を見ながら進めていただくと分かりやすいかと思います。
区画整理の区域内から見る、廿日市駅の上りホームです。
前回紹介し忘れましたが、ホームの外側に生い茂る木々は桜だそうです。
春になると綺麗に咲き並ぶそうですね。
廿日市駅跨線橋の辺り。
現在の廿日市駅には北口がありません。
2016年度の完成を目指して北口の新設と南北自由通路の建設がちょうど始まりました。
【広畑裕一郎のがむしゃらブログ】:JR廿日市駅橋上化へ(28年度中の供用目指す)
自由通路はこの跨線橋より少し西側に建設されます。ですので自由通路への階段はちょうどこの目の前になりますね。
自由通路と新しい駅舎の目の前には「北口広場」も新たに整備されます。
画像の左側が北口広場になる予定地です。
右側で真っ直ぐ奥に平らな土地が続いているのがお分かりでしょうか。これが廿日市駅北口から東西の新しい都市計画道路「畑口寺田線」に繋がる道路になります。マンホールなどが既に埋設されています。
そしてちょうど真正面の丘の上に建つのが廿日市市立左方小学校です。斜面に植え込みで「左方小」と描かれているのがユニークですね。
まだこの道は通れませんので、回り道をして将来の廿日市駅への交差点へ移動します。
信号機も既に設置してありますが、現在は歩行者用の押しボタン式として稼働していました。
右手に大きな階段があります。左方小学校へ通じる坂道をショートカットするように、この区画整理で整備されたようです。
さらにこの交差点には歩道橋も設置されるそうです。
工期は今年の10月までとなっています。
北口もできて、区画整理が進んで、左方小学校の児童数もこれから増えてくるのではないでしょうか。
階段を登ります。ビル5階分位の高さにはなるでしょうか。眺めが良くて区画整理の様子がよく分かります。
真正面に廿日市駅です。
南側も新たな道路の整備が行われますが、それでも北と南で全く違う街の印象になりそうです。
さて、ここからまずは西側の平良の方に向けて進んでいきます。
区域の東西を真っ直ぐに貫くのが先程も少し触れた都市計画道路の「畑口寺田線」です。
広島市佐伯区の八幡から廿日市市の廿日市インター近くまでが指定されています。
最近整備されたばかりの廿日市駅北地区では広い中央分離帯をもった4車線になっており、新しい街に整然とした印象を与えています。
この幅の道路がずっと続いている光景は少し感動してしまいました。
この先のセブンイレブンがある交差点までが「廿日市駅北土地区画整理事業」の区域。
北にすぐ山が迫っているので宅地は少ないです。
ほとんど紹介になりませんでしたが、続いて廿日市駅北口の東側を進んでいきます。
廿日市駅北にできる交差点から200mほど東へ進んだところの交差点です。
やはり幅員が広いです。電線も地中化されているので、これぞニュータウンと言った雰囲気でした。
この辺りの街路の整備はほぼ終わっているようで、新築の住宅もポツポツと建っています。
まだまだ進んでいきます。
ずっと先には広島工業大学の建物が見えています。低層で横長のビルは最近建てられたばかりの講義棟です。
上の画像で見えていたセブンイレブンがある交差点まで進みました。
この記事では左奥の廿日市駅北方面からこちら側に向かって進んできています。
画像奥へ北上するのが都市計画道路「左方線」です。
一旦、左方線を進み区域の北側から振り返ります。
区画の造成は済んでいるものの、分譲はまだほとんど始まっていないようでした。
交差点へ戻ります。
先程から紹介している「畑口寺田線」はこのまま東の佐伯区方面へ続いていきますが、現状では区画整理区域の東端となる左方川の手前で途切れます。
その先は広島工業大学の南に通じる道路(バス通り)へと続いていくはずなのですが、先ほどの左方川が流れている関係でかなりの高低差があります。
大きな地図で見る
繋がるにはまだ時間がかかりそうです。
もしかすると直接ここと繋ぐ計画ではないのでしょうか?
区域が広くてかなり大味な内容になってしまいましたが、一通り紹介してみました。以上です。
こうしてじっくり廿日市駅の周辺を歩くのは初めてでしたが、
駅と駅の南北で一体的に開発が進行し、この先10年で大きく街並みが変わっていくことが実感できた一日でした。
(奇しくもこの状況は広島駅と同じですね)
また大きな変化があった時にでも訪れてみたいと思います。