JR廿日市駅では南北自由通路を新たに建設し橋上駅舎とする工事が始まっています。(廿日市駅南北自由通路等新設工事)
【広畑裕一郎のがむしゃらブログ】:JR廿日市駅自由通路等新設工事の施工にかかる説明資料(PDF, 353KB)
JR廿日市駅橋上化イメージ(上記資料より)
6月に初めて訪れました。
橋上化されるJR廿日市駅 準備工事始まる
駅の南側です。
これまでの駅のロータリーが閉鎖され、駅の機能が東側の仮駅舎(画像右奥、プレハブ2階建て)に移りました。
工事期間中は旧駅舎の南東にあった平面駐輪場の敷地を利用した、仮設のロータリーを使用するようです。
左の基に隠れている建物が立体式の駐輪場です。
お知らせもありました。
10月1日より切り替わっているようです。
このあたりは最初のPDF資料にもある通り、将来完全な南口広場として利用される敷地でもあります。
全面改良に向けて大きな一歩を踏み出しましたね。
仮駅舎の改札付近です。
左奥の仮通路を進めば岩国方面の1番のりば。右の階段を上れば跨線橋を通り広島方面の2番のりばへ通じます。
1番のりばへ入り、閉鎖された旧駅舎の改札付近を見てみます。
近くにあった看板によると、駅舎と改札口の変更は9月20日に行われていたそうです。
駅舎の切り替わりに合わせて、1番のりばから跨線橋へと上る階段が撤去されていました。
跨線橋の端が塞がれていますが、以前まではそこから画像右側にかけて階段が降りていました。
綺麗に切り取られていますね。
奥に見えるプレハブの建物が仮駅舎で、そこから跨線橋への仮階段が新たに設置されています。
もちろん最終的にはこの跨線橋も撤去され新たな通路が架けられます。かなり本格的になってきました。
さらに、広島駅の橋上化工事と同様に電車の停止位置の変更も始まりました。
上り広島方面の電車はホームの最も東寄りに停まります。
ホーム東端部分では仮の上屋も整っていました。
おそらく嵩上げも行われていますかね。
今の段階では上り列車のみの変更ですが、10月25日からは下り列車についても大きく東側に変更されるとのこと。
8両編成の場合はあまり変わりないですね。
合わせて掲示されていたお知らせには、駅の北側で名物になっていた桜の木が伐採される旨が書かれています。
残念ではありますが、また区画整理される北口で見られるようになることを期待したいです。
ここからは駅周辺の様子を少しだけ。
駅の北側では北口広場の整備を含む「廿日市駅北土地区画整理事業」が進行しています。
境界ブロックが置かれ道路と街区の輪郭が分かるようになってきましたね。
前回区画整理を取り上げた時には工事が始まっていた、都市計画道路「畑口寺田線」を跨ぐ歩道橋がほぼ完成し姿を現していました。
廿日市駅北口と左方小学校付近までを結ぶ歩道橋です。
10月末にも完成します。
この地区の”まちづくり”も徐々に見えてきました。
廿日市市は新設される北口ロータリー広場北側の敷地(JR廿日市駅北保留地)の公開型プロポーザルにおいて、
分譲マンションを販売するマリモ(広島市)を代表とする企業グループを選びました。
【建設通信新聞】:廿日市市のJR廿日市駅北保留地利用/マリモグループを特定
完成イメージ(建設通信新聞より 企業グループ作製)
10階建て・108戸の分譲マンションやサービス付き高齢者向け住宅、クリニック、商業施設などを整備します。
分譲マンションは2015年10月着工、2016年12月の完成
高齢者住宅やクリニックは2016年1月着工、同年9月の完成を見込みます。
大きく移動して、こちらは広電廿日市駅。
以前取り上げたように、昨年大改良で生まれ変わりました。
この駅の東側を南北を通るように、国道2号線からJR廿日市駅南口をつなぐ「廿日市駅通線」が計画されています。
正面に見えるのが最初に触れた駐輪場です。
前回と大きな変化はありません。将来は正面の完成したロータリーにむかってまっすぐ道路が整備されます。
JR廿日市駅の自由通路は2015年度末、南北駅前広場を含む全体の完成は2016年度末になる予定です。