10回目となる広島駅北口の整備状況です。
広島駅の北口では、建設中の自由通路に直結するペデストリアンデッキと新幹線ビルの増築、北口広場の再レイアウトを行う工事が始まっています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場
前回はこちら。
広島駅北口広場改良工事 2014.06(Vol.9) 配置の仮変更が完了
前回取り上げた通り、広島駅北口は全体の再整備に伴い配置が暫定的に大きく変更されました。
【広島県バス協会】:広島駅新幹線口バス乗降場の工事に伴う形状経過図(PDF, 約1.76MB)
この資料で言うと前回6月20日頃はSTEP2、今回はさらに進んだSTEP3の状態になります。
少なくとも西側と東西ペデストリアンデッキの工事が完了する今年度末まではこの状態が続きます。
それではその様子を紹介していきます。
屋上駐車場から北口広場を見下ろします。
続いて屋上駐車場へ上がるエレベーター棟から。
もうちょっと右側の広場中央あたりを写せば良かったのですが…。
仮囲いによって閉鎖されるエリアが、以前のロータリー内にまで広がりました。
新幹線ビルに近い所に三点式パイルドライバ(杭打機)が姿を見せています。その手前右側にはコンクリート製の杭が2本置かれているのが確認できますね。
デッキの基礎はその場でコンクリートを流し打つ「場所打ち杭」ではなく、「既製コンクリート杭」になるようです。
地上に降りて同じ場所を見てみます。
北口の改札を抜けて広場に出るには、ここの出入口がメインとして使われています。
仮囲いによる閉鎖エリアが大きく手前に広がっています。
バス乗り場などを見ていきます。
以前生垣に囲まれた待合スペースがあった辺りから広場側を振り返ります。
各乗り場には簡易の屋根が付きました。仮囲いのフェンスもこちら側へ迫ってきて、かなり雰囲気が変わったなと感じます。
レイアウト再整備により広場の縁にそってバスの乗降ステーションができる予定ですので、案外イメージは完成時に近いのかもしれません。
掲示されていた見取り図です。
閉鎖されている中央には地下自由通路の入口が確保されています。
そこから、まず今年度建設される東西デッキ西側の予定地を見てみました。
ホテルグランビアに向かって駅ビルと平行に建設されます。
グランビアに突き当たり、二葉通りの方へ直角に折れ曲がる辺りを撮影しました。
撤去された樹木が横たわっていますが、まさにその真上をデッキが通ることになります。
北口の方に振り返ります。
前回も紹介しましたが、中国ジェイアールバスの「めいぷるーぷ」、「めいぷるスカイ」の乗り場はここです。
大きく移動して、若草町再開発で誕生したグランアークテラスから駅の方向を眺めてみます。
今の段階ではここからではほとんど変化が分かりません。2015年3月までに画像奥と中央に歩行者デッキが道路を渡ります。
追いかけるのが楽しみです。
最後に新幹線ビル東側階段の様子を。
ビル2階の、以前鉄道ジオラマがあった付近を写しています。左奥に進めば屋上駐車場へ通じるエレベーター棟です。
なにやら工事が始まり、階段が少し狭くなりました。
新幹線ビルはこの付近でも広場側に増築されますが、この階段はこのまま残るはずです。
ビル内の店舗の配置はまるっきり変わるでしょうから、完成後のイメージは全くつかめませんね。これからが楽しみです。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場