広島駅の北口では、建設中の自由通路に直結するペデストリアンデッキと新幹線ビルの増築、北口広場の再レイアウトを行う工事が始まっています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場
前回は今月初めに訪れています。
広島駅北口広場改良工事 2014.06(Vol.8) 進む撤去・移設作業
今回は北口屋上駐車場のエレベーター棟より広場を見下ろしたこちらから。
東側のタクシープールを除く、広場の大部分を見下ろしています。
新幹線ビル側の敷地では、ビル増築工事のため舗装が全て剥がされました。
クレーンも登場しましたね。
バス乗り場の方は、黄色い点字ブロックを辿っていただくと分かりやすいですが、従来の車道側にせり出すような形になっています。
北口広場は6月12日にペデストリアンデッキ建設工事に伴う機能配置の仮変更を行いました。
【広島県バス協会】:広島駅新幹線口バス乗降場の工事に伴う形状経過図(PDF, 約1.76MB)
(参照:広島駅新幹線口ペデストリアンデッキ等整備に伴うバス乗降場の変更のお知らせ)
以前から紹介している通りマイカーは降車専用(待機不可)となり、バス乗り場も広場の縁に沿うような形に変更されました。
(上記資料より)
いよいよですね。
バス乗り場から見ていきますと、北口1階の中央の駅出入口を出て正面近くに、都市間高速バスと山陰方面へのバス乗り場。
その後ろ(道路側)に広島空港のリムジンバス乗り場が設けられました。
簡易の券売機も移設されています。
中国JRバスの観光ループバスは従来の位置にも近い、広場の西側に設けられました。
ちょうどこの春から運航を始めた、オープンバス「めいぷるスカイ」が停車していました!
通常の観光ループバス「めいぷるーぷ」もこちらからの発車です。
乗り場はアスファルトを盛って作っていますが、以前までバスやマイカーの通行帯だった場所になります。
画像右側の従来の歩道はまだ使用できる状態ですが、こちらも24日火曜日からは工事スペースとして閉鎖され通行できなくなります。
(先ほどの資料参照)
“仮設”もいいとこですが(笑)、しばらくは撮影している側の通路が歩行者の空間となります。
広場の中央付近から撮影したもの。
右側の点字ブロックが仮歩道、左手が従来の歩道です。来週火曜日からは撮影している場所も閉鎖されてしまいます。
一方こちらは、降車専用スペースとなったマイカーエリアです。
4レーンが用意されています。
係員の方が、やってくる車一台一台に対して説明されていました。頭が下がります。
このような看板も掲示されていました。
ペデストリアンデッキの建設工事は、まず今年度中(平成27年春まで)に東西に走るデッキの西側とそこから北へ伸びる西ペデストリアンデッキの施工が行われます。
それから来年度(2015年度中)に、東西デッキ東側と中央デッキが施工されます。
広場配置の仮変更は少なくとも今年度末までは実施される予定ですが、それ以降の予定は私も分かりません。
タクシーエリアとバスエリアを統合する広場レイアウトの変更(仮でない)を同時に進めていくので、もっと大胆な変更があるかもしれません。
来年春までにデッキの西側が見られるようになるはずですので、ひとまずそちらが見られるようになるのが待ち遠しいです。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場
最後におまけです。
歩道が切り替わったことにより、これまで見られなかった角度から若草町の再開発地区を見ることができるようになりました。
当時の完成予想図と全く同じ構図です。