「広島マツダ大手町ビル」は2016年夏の完了を目指し、元のオフィス機能に加え展望テラスや物産店、会議場を備える「広島ピースタワー」(仮称)としてリニューアルする改修工事が行われています。
【建築研究所】:広島マツダ大手町ビル改修工事(PDF, 285KB)
前回の状況はこちら。
広島マツダ大手町ビル改修工事 2014.11(Vol.6)
まず平和公園側から原爆ドームと合わせて。
原爆ドームは今年度いっぱいまで、健全度調査が行われるようです。
展望デッキができる最上部。
背後には広島のランドマークとも言える「NTTクレド基町ビル」(リーガロイヤルホテル広島)がそびえます。
改めて見ると、こんなにも複雑な形をしていたのですね。
初夏あたりから行われていたPCウォールの外壁の撤去がほぼ終わったようで、上から下までほとんど柱と梁だけの状態になりました。
外壁を切り取った断面が生々しいです。
原爆ドーム側の西面は幅が広かった低層部が解体され、車道からの距離が大分生まれました。
完成時でもこのくらいセットバックしていたら歩きやすく整った歩行者空間になると思います。
(イメージ図を見るとそうなりそうです。)
旧広島市民球場正面玄関付近から。
建物東面には地上から最上階まで続く螺旋状のスロープが設けられます。
元はタワーパーキングがあった東面も、この通り解体されました。
この付近は車道の幅員が狭いので作業車の搬入にもかなり苦労されていました。
何事も無く完成を迎えたいですね。
改修工事は2016年夏の完了予定です。