『広島ピースタワー』改修前、現状の様子。

昨日完成イメージも明らかになった「広島ピースタワー」計画で、一気に注目される存在となった現在の「広島マツダ大手町ビル」ですが、改修前の状態を確認するため現地に行ってきました。
 
昨日の記事です。
『広島ピースタワー』完成予想図!マツダビル改修工事。
 
 
まずは広島バスセンターから撮影したものを。
 
201308mazdabld-1.jpg
 
昨日中国新聞に掲載された完成予想図に近い構図です。乗り場の一番端の端まで行って撮りました(笑) ここから毎回撮影するのは難しいかも…。
 
【中国新聞】:ビルに平和学習の場や物産館
mazdabld-image.jpg
広島ピースタワー完成予想図(中国新聞上記サイトより転載。三分一博志建築設計事務所提供)
 
 
イメージと比較するにはピッタリの構図ではないかと思います!
下から上まで外装は今とは全く別のものに生まれ変わります。
画像では左側の立体駐車場は解体後、戦前からの広島の歩みを紹介するパネルなどを展示した「平和の丘」と呼ばれる歩行者スロープに。
前回のコメント欄でも話題にして頂きましたが、このスロープは下る人がメインの利用者となりそうですね(笑)
いや、それでも13階分グルグル回りながら降りるのは大変…?
 
 
 
移動しまして、同じ角度ですが地上から見上げてみます。
 
201308mazdabld-2.jpg
 
面影はほとんど残さずリニューアルされるんだな、ということが分かりますね。
特にこのビルは低層階とそこから上の部分で大きく作りも質感も違うような形になっています。
 
201308mazdabld-3.jpg
 
これを完成イメージのような建物に作り替えてしまうのですから本当に凄いなと感心しますね。
 
 
 
201308mazdabld-6.jpg
 
 
 
元安川を渡り平和公園側から原爆ドームを絡めて撮ってみます。
 
201308mazdabld-5.jpg
 
今度は朝日新聞デジタルに掲載されていた完成イメージ図を意識してみました。
【朝日新聞デジタル】:原爆ドーム横に「ピースタワー」 展望台や物産館併設へ
 
最上階に設けられる展望スペースからは今まで全く見たことのない角度から原爆ドームと平和公園を目にすることができそうです。
実際の爆心地となった島病院も眺めることができるのではないでしょうか。
リニューアルされるビルによって当時の広島の様子や核兵器の悲惨さに思いをはせる方が一人でも増えてくれることを願いたいです。
 
ドームからは距離にしてほんの数十メートルですが、高さが約51mあるこのビルの改修計画に対して諸団体から苦情があるのではないかと危惧されるコメントもいただきました。
先日の記事によれば広島市の審議会では了承されているようです。
そしてもう捨ててしまってはっきり覚えていないのですが、昨日紹介した中国新聞の記事の紙面版では、県被団協ともう一団体(どこか忘れてしまいました)はおおむね計画に賛同したいというコメントを発表されていました。
すみません。正確ではありません。もし9日の中国新聞をお持ちで教えていただける方がいらっしゃいましたらありがたいです。
 
新たに新築するものでなければ高さやその他規制には寛容(と言っては誤解を生む可能性もありますが)なのでしょうかね。
それでも今後も注視していきたいです。
 
 
 
最後に、相生橋からのパノラマをおまけとして載せておきます。
8月6日を過ぎているこの日でも本当に多くの旅行者がここ平和公園を訪れていました。
 
201308mazdabld-4.jpg
 
こうして見ると平和公園一帯は川・豊かな緑、そしてその背景に復興の証と言わんばかりのビル群がならび、最も“広島らしい”風景の一つと言えますね。
細かい不満は多々あるところですが(笑)、この風景は広島の誇りです。


 

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