西広島バイパス延伸事業再開へ、市が要望

広島市は、財政難から整備を中断していた国道2号線西広島バイパスの「観音高架」について、
事業を再開し、改めて国に延伸を要望する意向であることが分かりました。

【中国新聞】:観音高架 延伸要望へ

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(2016年11月13日付 中国新聞朝刊紙面より)

西広島バイパスを巡っては、沿線の住民らから騒音等による健康被害を受けたとして、賠償と高架延伸工事の中止を求めた裁判が行われ、沿道で働く人を含む53人に対する賠償が確定しました。

一方、工事差し止めについては2015年6月の最高裁で、棄却されています。

関連記事など↓

広島市中心部の国道2号線バイパス観音高架をめぐって、 住民が健康被害があったなどとして国と市を相手取って行われている裁判で、国と市は上告を断念しました。 民事訴訟法に基づき、原

【広島市】:2015年07月03日記者会見「国道2号西広島バイパス高架延伸の騒音被害をめぐる最高裁の判断について外2件」

 

中心部の国道2号の混雑が依然著しいこと、最高裁で賠償と今後の工事について結審したこと、
そして広島市の財政に関して駅前再開発を初めとした大規模な事業に一定の目処がつくことなども、
事業再開の理由かと思います。
高架が途切れている観音付近から平野町までの約2.3kmの延伸で、
総事業費300億円の内、広島市の負担は約100億円となるようです。

東西の大動脈である国道2号線。
混雑の緩和とそれによる環境改善のため、早急に整備を進めていただきたいです。

現状のような中途半端な高架橋ではなく、最混雑区間をパスできる平野町までの高架橋が整備されれば
大型車を始め多くの車が立派な遮音壁を持つ高架道に移行し、地平部の騒音・振動が低減されることは明らかです。

 

この国道2号線西広島バイパスや安芸バイパス、さらに広島南道路の一般道部分の中区吉島~南区出島間(これも国道2号)等々、
広島の道路整備は大きく遅れており社会的な損失を生んでいます。

早期開通に向けて協議をお願いしたいです。

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