「広島マリーナホップ」は、ご存知広島市西区観音にあるショッピングモールです。
2005年に広島初のアウトレットモールとして開業しました。
当初は真新しさもあり賑わいを見せたものの、来客数の減少により運営者が2008年に経営破綻。
現在は地場の第一ビルサービスが運営主体となり、”アウトレットモール”の度合いを弱め、
新店舗やイルミネーションなど集客に向けた様々な取り組みを試みています。
新たな集客ツールの一つとして注目されるのが、「マリホ水族館」。
今年6月の開業を目指し、昨年から建設工事が行われてきました。
今回その様子を見に行ってみたのでご紹介します。
まずは入口です。
建物全体はリニューアルされており、開業当初と外観が変わりました。
水族館は、東西ではほぼ中央、かつてフードコートがあったところに建設されています。
このように大きく区画を閉鎖して工事が進められております。
目の前に、展望塔があったので登って上から見下ろしてみました。
施設は思っていたよりコンパクトな印象です。
アクアスだ、海響館だ、海遊館だ、周りにあまりにも巨大な水族館が点在しているので余計そう感じるのかもしれません。
「マリホ水族館」を手がけるのは、水族館プロデューサー中村元氏。
「江ノ島水族館」(神奈川県)や「サンシャイン水族館」(東京都)など、都市型水族館を得意とする人物です。
瀬戸内海や広島県の渓流をイメージした6つのゾーンに分かれ、”都市型”らしく結婚披露宴などの貸し切りでの利用も計画しているとのことです。
【毎日新聞】:広島マリーナホップ 来夏、水族館 瀬戸内の海イメージ
【ライブドアニュース】:19年ぶり!広島市内に水族館が帰ってくる
【広島経済新聞】:広島沿岸部のショッピングモールに都市型「水族館」 2017年夏オープン
久々に訪れたので館内を歩いてみました。総括はこの後で。
北側の駐車場の一部は住宅展示場に変わりました。
敷地の西側には巨大な商業棟にバルコムモータースが入居し、輸入車・中古車、大型バイクなどを販売する店を構えます。
コンコースにあった運河はほとんど埋められ歩きやすくなりました。
海側はヨットハーバーと背後の瀬戸内海を望む、テラス風の飲食店が面しています。
こんなにオシャレになっていたんですね。
雰囲気としてはかなり良いものをもっていると感じました。
マリーナホップには、どうしてもアウトレットモール時代の閑散とした暗いイメージがつきまといます。
都市型水族館という市内唯一の施設がこの夏完成します。
水族館そのものを楽しんでもらうのはもちろん、水族館への来場をきっかけに
私のように、リニューアルされた魅力的な施設に改めて気付かされる人を増やすのが復活への大きなチャレンジとなりますね。
西飛行場跡地の整備も今後進むことも合わせて、
一帯のイメージ転換の大きな一歩となることに期待したいです。
「マリホ水族館」は今年、6月24日(土)にグランドオープンの予定です。
【公式】:緑そよぐ大人の海マチ・広島マリーナホップ