広島市中区千田町の旧広島大学本部跡地では、「ひろしまの『知の拠点』再生プロジェクト」として
三菱地所レジデンス他、10の企業グループによる再開発プロジェクトが行われています。
プロジェクトの全体名は「hitoto広島」と名付けられ、今年10月8日には街開きが行われました。
前回の状況です。2月に訪れました。
今回は跡地内の商業施設「アーバス東千田」で昼食をとりつつ取材を行いました。
クルマで行ったので施設屋上駐車場から写真を撮ることができました。
跡地南側に計画される分譲マンションの建設現場がよく見えます。
高さ約178m、地上53階の分譲マンションは前回取材の後、今年2月に着工されました。
現在はこの通り杭基礎の施工が本格化しております。
早くもテレビCMも始まっており、どうやら名称は
hitoto 広島 The Tower
に決まったようです。
マンションの公式サイトもオープンしています。
【公式】:hitoto広島 The Tower|広島大学本部跡地に誕生するタワーマンション
総戸数665戸、住戸フロア数53階という数字は、広島で1番の規模となります。
高さは178m、今年竣工した「ビッグフロント広島」(シティタワー広島)に次ぐ2番目の高さのビルになります。
公園内近くから。
仮囲いにも大胆にプロジェクト名が掲載されるようになりました。
告知面では、「中四国最高階数」にかなりこだわられているようです。
マンション建設予定地の西側では賃貸住宅などが入る低層の複合施設「ナレッジスクエア」が完成し1階のテナントもオープンしていました。
北側となる公園側にはローソンがオープンしています。
現地にあった立て看板より「ナレッジスクエア」のテナント構成です。
今のところ6つのテナントが入っています。
南側の路地から建設地を見てみます。
取材したこの日、広大跡地の東千田公園では「hitoto広島」プロジェクトが主催するイベントが行われていました。
スタンプラリーや経済評論家の森永卓郎氏、元広島カープの広瀬純氏を招いたトークショーも開かれていました。
再開発を機にこのような形で地域が盛り上がるのは評価したいですね。
一番難しいのはこのような賑わいを維持していくことかと思います。
カフェを併設した広島トヨタの体験型ショールーム「CLiP広島」や〇など、
全体からすると規模は小さいながら独自の試みを展開する事業者もあるので、
事業者同士、そして地域と連携しながら千田町の再生に期待したいところです。
hitoto広島The Towerは2020年8月竣工予定です。