本日広島駅自由通路が報道公開されたようですね。真っ先に更新したいところですが、一旦落ち着きましょう。
以前から用意していた広島南道路、廿日市草津線に関してご紹介。
廿日市草津線整備事業 4車線化工事は、
広島南道路の一部「臨海道路廿日市草津線」で2車線で暫定供用中の区間を4車線へ拡幅し渋滞緩和を図る事業です。
現在は第Ⅰ期として広島市西区の「新八幡橋東詰交差点」から、広島市佐伯区の「広島はつかいち大橋東詰交差点」までの1.6kmで工事が行われ2017年2月19日(日)午前6時に開通しました。
【広島県】:臨港道路廿日市草津線整備事業 平成29年2月19日(日曜日) 午前6時 4車線供用開始
少し時間がたちましたが、ようやく現地に行くことができたのでレポートします。
前回、開通目前のレポートです。
八幡川東岸の井口側から。
新八幡川橋です。4車線化にともない、これまで上流側のみだった橋梁が河口側に新たに架設されました。
以前まではこの新八幡川橋を境に対面2車線通行に変わるため、しばしば渋滞が発生していました。
片側2車線で完成したため、下り・廿日市方面の合流路は使われなくなりました。
すでに車では何度か通行していますが、非常にスムーズに通過できるようになりました。
新しい橋の歩道を渡っていきます。
所々にこういった五日市地区の港湾を紹介するパネルが常設されています。
クアンタムオブザシーズを始めとする豪華巨大客船の入港もよく話題になりますね。
こちらは野鳥に関するパネル。
「みずとりの浜公園」という公園が整備されているほど、野鳥が多数観察できることで知られています。
2枚目の画像の樹木が並ぶあたりには観察小屋も整備されています。
廿日市方面に進みます。
なぎさ公園の南側を、真っ直ぐ片側2車線の道路が「はつかいち大橋」まで続きます。
画像左手(海側)一帯は埋立地比較的新しい埋立地です。
コベルコ建機の工場等があり今回の4車線化は産業・物流面で非常に有効です。
埋立地の工業団地に入る渚ガーデン交差点を北から撮っています。
南道路は画像を横に走っており、右が廿日市方面、左が市街地方面です。
ここで非常に目を引くのがこちら。
「DPL広島五日市港」
大和ハウス工業が手がける県内初のマルチテナント型物流施設です。
その名の通り、複数の企業の入居を想定した汎用倉庫となっています。延床面積は約5万平方メートルと巨大なもので、
4月に竣工したばかりの建物です。
DPLは「ディー・プロジェクト・ロジスティクス」の略。
【LNEWS】:大和ハウス/広島市五日市港に約5万m2のマルチテナント型物流施設竣工
大和ハウスにとってはまさにこの広島南道路(廿日市草津線)の4車線化を見越して建設されたものになるかと思います。
今後もこういった新たな企業の進出に期待したいところです。
それに大きな追い風となるであろうニュースが報じられました。
【中国新聞アルファ】:はつかいち大橋4車線化着工へ
広島県は今年度から、暫定2車線となっている廿日市草津線のII期工事に着手することが明らかになりました。1.3kmの区間には全長800mを超える「はつかいち大橋」があり、同規模の橋梁を南側に建設し4車線化します。
今年基礎工事を始め、来年度からは上部工事に入るそうです。
平成30年代中頃(2023年頃)の開通を目指すとのこと。
事業が完了すれば、広島南道路の商工センター以西の平面部分は全て4車線で供用されることになり、運送、物流面では好影響を与えるのは間違いありません。
また国道2号西広島バイパスとの分散効果も期待され渋滞緩和にも一役買うことになりますね。