本設橋梁が一部完成!拡幅工事が続く新大州橋周辺 2017.07

広島市南区大州と安芸郡府中町を隔てる「新大州橋」では、橋を架け替え拡幅を行う工事が以前より行われています。
以前一度取材したことがありますが、それきり放置状態になっていました。
近くの「広島マツダ大州店」を訪れることも増えたため、先日取材をしてきました。

前回取り上げたのはピッタリ4年前!2013年7月でした。

2010年4月の広島高速2号線の完成・開通からおよそ3年経った今年3月、その平面部となる 「矢賀大州線」が開通しました。 矢賀大州線はJR山陽本線で分断された、府中地区と大州地

近くの歩道橋に登っています。

西側広島駅方面です。
県道164号線、通称「大州通り」は広島駅周辺と、マツダ本社などがある府中町を結ぶ交通量の多い路線ですが、
マツダスタジアム前の交差点からこちらの大州・府中方面が2車線に減少するため、慢性的に混雑しています。

ところどころセットバックして建物が建てられているなど、拡幅への準備は見られるものの基本的に2車線であるため
右折車やバスの乗降のたびに交通が妨げられます。

 

歩道橋から振り返り、新大州橋の方向を望みます。

 

高架橋は「広島高速2号線」です。
高架下の交差点を右折すれば大州インターですね。

その交差点に向けて100m程は拡幅済みになっていますが、すぐに2車線に戻るので、車線を持て余している状況です。

 

高速2号下の「新大州橋西詰交差点」に移動しました。

これが今回のテーマの新大州橋です。

 

横断歩道を渡るとこのようになっています。

ここでは従来あった橋梁の下流側に仮設の橋梁を設置し、本設の橋梁を架替。
完成後に、仮設橋梁を撤去し拡幅部分となる本設の橋梁に架け替える工事が行われています。

現在は、本設の橋梁が架け替えられ、仮設の方が廃止された状況です。

 

イメージ図。

左半分(上流側)のみができている状態ですね。

 

東詰から。

このような光景もあまり見られるものではないため新鮮です。
高さがかなり違うことがよく分かります。

 

橋を渡りきった東側(府中方面)でも一部で拡幅工事が進んでいます。

 

広くなっているのがわかると思います。

 

ただし、交差点を一つすぎればすぐに2車線に戻ります。

この先を少し進めば、マツダの本社が見えてきますが、交通量に対して2車線では容量不足な感は否めません。

 

新大州橋西詰まで戻りました。高速2号高架下の様子です。

画像奥がイオンモールなどがある府中インター方面です。
JR山陽線をアンダーパスする都市計画道路「矢賀大州線」は、暫定2車線で供用している状況です。

交差点付近は、将来の大州通りの拡幅を見越し車線数にかなり余裕があります。

 

今回取り上げた、「新大州橋」の架け替え工事完成は、2018年度の予定です。

 

 

最後にもう一度、広島駅方面を。

広島駅からマツダ本社に至る県道164号。
2009年に開業したマツダスタジアムの影響で、ただでさえ渋滞していた状況にさらに拍車が掛かるようになりました。
周辺には大企業であるマツダと数多くの関連企業が立地しています。県の経済的な損失も大きいのではないでしょうか。
高速2号が開通して少しマシになったかとは思いますが、早期の4車線化を望みます。

 

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