広島市は、JR西日本とUR都市機構と共同で、JR広島駅の大規模改良工事を進めてきました。
①南北自由通路の整備、②橋上駅舎・線路上空店舗の建設、③駅北口ペデストリアンデッキの整備、④北口広場の再整備etc.
これらを一気に整備する”50年に一度”と言っても過言ではない大型プロジェクトでした。
自由通路は全面開業しましたが、新幹線高架下エリアの開業までがこの事業であり、引き続き追いかけています。
前回の状況です。
今回は在来線改札内、ホーム上の様子から。
撮影は4月末に行いました。
GWの前半が始まったこの日、ホーム上は多くの人で溢れています。
宮島方面の1番のりばは駅ビルに隣接しているのでいくらでも拡張可能ですが、
西条・三原方面と可部線あき亀山方面が主に発着する4・5番のりばは、狭いホーム上がいつも混雑しています。
ラッシュ時間帯は危険を感じるほどです。
以前も書いていますが、この駅橋上化工事のタイミングで、使われていない6番線を新しい5番線として、
現在の5番線の部分をホームに拡張することはできなかったものか…。
こちらは9番のりば外側です。
新幹線高架下の「東急スポーツオアシス」だった拡張部分に、大きな排気ダクトが設置され始めていました。
高架下部分は改修され、今年秋「エキエ・ダイニング テラス」という新たな飲食エリアになる予定です。
この鉄骨の拡張部分もその一部になるかと思われましたが、
排気ダクトや室外機、キュービクル等のバックヤードになるようですね。
7番のりばからマツダスタジアム方面を望みます。
広島駅から球場に至る線路沿いのいわゆる「カープロード」の建物屋上に、真っ赤なカープ帽子が!
さて、2階に上がり中央改札から自由通路に出ました。
ちょうどこの時、マツダスタジアムの阪神戦が終わった時間と重なり、かなりの混雑になっています。
北口方面に進みます。
新幹線の改札口前の様子です。
リニューアルによって美装化された高架橋の柱。
当初からガラス張りの棚が設けられていましたが、4月から「ザ・広島ブランド」の雑貨・小物の展示が行われるようになっていました!
広島駅総合案内所の前は、大きめの展示。
ガラスの棚が用意されていたので、何らかのディスプレイを行うんだろうと思っていましたが、
こうして広島の名産品やおみやげを展示し、消費に繋げようという取り組みは、
駅の華やかさ的にもビジネス的にも良いと思います。
広島駅の今後のスケジュールは、次のとおりです。
第3期として2018年秋頃、「NORTHエリア」の2階にみやげ物に加え、軽食や一杯飲みに対応する「エキエ・バル」、そして1階に団体の飲食にも対応可能な「ekie DINING TERRACE」(エキエ・ダイニングテラス)が開業。
第4期として2019年春頃、「WESTエリア」と呼ぶ現在の新幹線名店街を、日常利用や出張で訪れた利用者向けの食料品売り場に改修し開業。