南北自由通路が完成した広島駅では、これまでほぼ手付かずだった新幹線コンコースをリニューアルする工事が始まりました。
2019年度末の完了を目指し、
・天井や柱などをリニューアルし在来線部分とデザインを統一
・新幹線改札内の全館空調化
・待合室を3箇所に分け席数を1.5倍に増加
これらを実施することで、のぞみ停車駅にふさわしいグレード確立を図ります。
【JR西日本】:広島駅新幹線柵内コンコースのリニューアルについて(PDF形式311キロバイト)
前回、今年3月の状況です。
今回は約3ヶ月ぶりの更新となりました。
自由通路の新幹線改札口前からスタートします。
ここはいつも混雑しています。
自由通路ができる前は、南口に行くためには在来線の改札内跨線橋を通る必要がありましたが、
現在は在来線乗り換え客以外の降車客はすべてここを出場していきます。
出場した人を待ち構えるかのように、”エキナカ”施設「ekie(エキエ)」が開業。
このあたりを見ても、これまで取り込めていなかった広島駅の潜在的な需要を掘り起こしたいJR西日本の意向がよく分かります。
新幹線改札内に入りました。
改札付近に大きな変化はありません。
以前と同様、大きく工事が行われているのは、奥側半分の区域です。
この通り、6月5日から、従来の待合室が閉鎖されました。
同時に、そこに併設されていた「ドトールコーヒー」も閉店となりました。
3箇所に分散される待合室の内の一角であり、これからリニューアルが始まります。
改札から一番離れた階段付近にあるトイレ前の状況です。
かろうじて広かったトイレ付近もこのような工事中らしい状況に変わりました。
見通しが悪いので、特に曲がり角を通行する時は他の乗客とぶつからないよう注意が必要です。
従来の待合室の一時閉鎖により、今の所待合室はここに一本化されました。
今年1月から利用開始となった新しい待合室です。自由通路・橋上化により人工地盤が増設された区画にあたります。
入り口の前には、新しい案内図が取り付けられていました。
その待合室に隣接する、JR線乗り換え口です。
細かい変化ですが、頭上の「JR線のりかえ口」の大型サインの照明が点灯しています。
底面には自由通路と同じように、粒状のLEDが埋め込まれ付近を照らしています。
これ少し高級感があって良いですよね。
最後は、待合室前の美装化された柱を。
ここも自由通路のものと同様の三角錐のアクセントとなるLEDが設置されています。
照らされる上の梁はまだリニューアルされておらず、新旧が交わる状態となっています。
広島駅新幹線コンコース全体のリニューアルは、2019年度末の完了予定です。