広島市は、JR西日本とUR都市機構と共同で、JR広島駅の大規模改良工事を進めてきました。
①南北自由通路の整備、②橋上駅舎・線路上空店舗の建設、③駅北口ペデストリアンデッキの整備、④北口広場の再整備etc.
これらを一気に整備する”50年に一度”と言っても過言ではない大型プロジェクトでした。
自由通路は全面開業しましたが、新幹線高架下エリアの開業までがこの事業であり、引き続き追いかけています。
前回の状況です。
広島シティネットワークエリア内は、平成30年7月豪雨の影響で、
山陽線の海田市~三原間、呉線の全線、芸備線の下深川以北が運休した状態が続いています。(8/1現在)
山陽線は、山陽新幹線の東広島駅を活用した代行輸送を行っていますが、
呉線においては代行バスと緊急輸送船(航路)の運行が行われています。
広島駅北口構内1階に設けられた、臨時の代行バス乗車場所です。
撮影時は日曜真昼。帰宅時間帯には溢れるほどの列になります。
呉まで平行する「広島呉道路」も甚大な被害を受けており、通行止めとなっています。
残された国道31号に交通が集中し、鉄道より倍以上時間が掛かる状況となっているようで、毎日沿線から通勤されている方は本当に大変だと思います…。
そのような中、日付が変わった今日8月2日から、広島~坂間(海田市~坂間)で、
運行が再開されることとなりました。
【JR西日本】:「平成30年7月豪雨」に伴う運転計画について
JR西日本はじめ、復旧にあたられている方々には頭が下がります。
一歩ずつではありますが、確実に元の暮らしには近づいています。
こちらはおよそ被災数日後に撮影した広島駅在来線ホームの様子。
呉線と芸備線が主に使用するこのホームは、たまに利用される山陽線以外列車が入ることは無く閑散としていました。
芸備線は、7月23日から広島~下深川間で運転を再開しています。
山陽線白市方面(Gライン)は全て海田市止まりです。
8月18日から、海田市~瀬野間で運転が再開されることになりました。
ここまで災害関連の話題となりましたが、広島駅高架下開発は予定通り進んでいます。
今年秋にオープンする「ekie」第3期エリアです。
新幹線高架橋の下、駅舎でも最も東に位置するこの部分です。
元々フィットネスクラブがありました。
ガラス扉が設けられており、ここからも利用客が出入りできるようになっているようです。
こんなところに?と思いましたが、団体利用も可能な飲食エリアという位置づけもあるので、その関連であえて出入り口を設けていることも考えられます。
高架橋の反対側にあたる、在来線9番のりばから。
フィットネスクラブの増築部分だったところには室外機などが設置済み。
設備、内装工事が進みます。
3期エリアのテナントについては、求人情報が出始めており、非公式にですが内容が分かってきました。
気になる方は、「エキエ 求人」等で検索!
おみやげ店が大々的にメインになるかと思いましたが、想像より飲食店も多いです。
「ekie」第3期エリアは、今年秋オープン予定です。