広島市は、JR西日本とUR都市機構と共同で、JR広島駅の大規模改良工事を進めてきました。
①南北自由通路の整備、②橋上駅舎・線路上空店舗の建設、③駅北口ペデストリアンデッキの整備、④北口広場の再整備etc.
これらを一気に整備する”50年に一度”と言っても過言ではない大型プロジェクトでした。
自由通路は全面開業しましたが、新幹線高架下エリアの開業までがこの事業であり、引き続き追いかけています。
前回の状況です。
駅本体は大部分が完成し、現在はエキエ第3期以降の開業エリアを見守るのみの状況が続いています。
南北自由通路北端部の東側、ここに写る一帯が3期開業エリアです。
ほとんど内装工事の様子は分かりませんが、それでも着実に開業に近づいている証も。
新幹線改札正面に当たる、2階エキエのエントランスです。
内装工事が進み、内装と照明を確認することができました。
広島駅の今後のスケジュールは、次のとおりです。
第3期として2018年秋頃、「NORTHエリア」の2階にみやげ物に加え、軽食や一杯飲みに対応する「エキエ・バル」、そして1階に団体の飲食にも対応可能な「ekie DINING TERRACE」(エキエ・ダイニングテラス)が開業。
第4期として2019年春頃、「WESTエリア」と呼ぶ現在の新幹線名店街を、日常利用や出張で訪れた利用者向けの食料品売り場に改修し開業。
さて、もう一つ、広島駅に関して外せない話題はこちらの変化です。
広島駅南口の駅ビル「ASSE」について、長い間シンボルでもあった、屋上の「日立・HITACHI」の大型広告が無くなりました。
元の状態はこちら。
この事に関し、ビルを管理する中国SC開発は、”ビルの建て替えに伴うものである”と明言しているようです。
【広島経済新聞】:広島駅南口のデジタル時計、撤去へ ビル建て替えに伴い
もちろんあのようなネオンなので老朽化もあると思いますが、解体時期も近いため更新しないという判断に至ったようです。
広島市とJR西日本、そして広島電鉄の3者は2014年、
南口広場機能再整備、駅ビルの建て替え、路面電車の高架乗り入れを行う広島駅南口広場再整備に合意しました。
平成30年台半ば(2023年前後)の完成を目指します。