2021年の年末に、九州は熊本・長崎に行ってきました。
新幹線開業を2022年秋に控え、長崎市内は玄関口である長崎駅を始め開発ラッシュとなっています。
今回紹介するのは老朽化した庁舎に代わり新築工事が行われている、長崎市役所新庁舎です。
地上19階、高さ約91mの高層建築になります。
この記事の前に、長崎県庁の新庁舎をご紹介しましたが、
市役所もほぼ同じ時期に建て替え計画が進められています。
その他、長崎の記事はこちら。
【長崎市】:新庁舎建設事業
色々と概要を並べるより動画を見ていただいた方が分かりやすいかと思います。
こちらもかなり大規模な庁舎となっており、高さは長崎県内で3番目の高さとなる約91mとなります。そのへんの政令市の市役所よりも高い…
断面図(上記長崎市資料『長崎市新庁舎建設実施設計説明書』より)
現地の看板で、完成イメージを確認しましょう。
最新の市役所ということで、広く取られた1階には総合窓口が設けられるほか、
屋上広場も設けられ、長崎市街と長崎港を一望できるようです。
現地の看板です。
【長崎市役所新庁舎】
高さ ◆ | 90.86m |
階数 ◆ | 地上19階・地下1階・塔屋1階 |
用途 ◆ | 庁舎 |
構造 ◆ | 鉄骨造一部鉄筋コンクリート造 免震構造 |
敷地面積 ◆ | 6,710.30平方メートル |
建築面積 ◆ | 4,022.69平方メートル |
延床面積 ◆ | 51,717.66平方メートル |
着工 ◆ | 2019年7月16日 |
開業予定 ◆ | 2022年度 |
設計 ◆ | 山下設計 |
施工 ★ | 清水・西海・長崎土建特定建設工事共同企業体 |
事業費 | 約264億円 |
★:現地看板、◆:公式資料
(最新の情報を採用)
東側から。
2022年度の完成を目指しているだけあり、躯体工事はかなり進んでいました。
写真の12月の時点で高さは9割くらいまで到達しています。
高さもさることながら、幅、胴回りが非常に大きい。
ここだけ見ると霞が関かどこかの庁舎にも見えますね。
内部にはコンクリートのブロックが確認できます。
柱や梁の大部分は、プレキャスト工法で施工が行われているようです。
高層部分のファサードは長方形の格子状になっており、交互に木材のパネルがあしらわれるようです。
長崎市役所新庁舎は、2022年度の完成予定です。