2021年の年末に、九州は熊本・長崎に行ってきました。
前回紹介した長崎駅に続き、今回は長崎駅の西側に開業したMICE施設「出島メッセ長崎」を取り上げます。
https://ab-hiroshima.com/202112nagasakieki
「出島メッセ長崎」は、“交流の産業化による長崎創生”を目的とし、長崎駅西側の交流拠点施設用地に整備した交流施設で、
長崎市に整備されたイベント・展示ホール、コンベンションホール、会議室を指します。
用地には、民間収益施設として「ヒルトン長崎」と「NBC長崎放送新社屋」がそれぞれ独立採算で整備され「出島メッセ長崎」と一体的に活用されます。
大規模会議や要人の宿泊にも対応した「MICE」施設が、長崎駅の高架化とほぼ時を同じくして誕生しました。
長崎駅西口です。
長崎駅駅舎から、区画整理により生まれた市道を挟んで西側に建設されたのが出島メッセ長崎です。
【公式】:出島メッセ長崎
【長崎市】:出島メッセ長崎について
(上記長崎市HP『出島メッセ長崎について』より)
【出島メッセ長崎】
階数 | 地上12階・地下1階 |
用途 | ・イベント・展示ホール(約3,800平方メートル/天井高 約12メートル) ・コンベンションホール(約2,700平方メートル/天井高 約10メートル) ・会議室(20~600平方メートル/24室) ・駐車場(393台) |
敷地面積 | 24,160平方メートル |
開業 | 2021年11月1日 |
南西側から。
一番南側にあたる部分。ここはイベント・展示ホールですね。
南北に長い施設で北側には「ヒルトン長崎」が一体的に整備されています。
客室は200室。
エグゼクティブラウンジやジム、スパのほか、レストラン、チャペル、宴会場などを備える一流シティホテルです。
長崎駅西口の自由通路出口真正面からペデストリアンデッキが伸び、施設にアクセス可能です。
ヒルトンのエントランスまでデッキが続きます。
屋根をかけてあげたら良かったのに^^;
左手のホール側から室内を通って行けるんでしょうか。
デッキはかなり施設を取り囲むように広大に広がっておりまして、南側のイベント・展示ホールとコンベンションホールを隔てる部分は大きな吹き抜けの「稲佐山プロムナード」が通っています。
これは凄いですね…
筒状の先、視点が集まる場所に長崎を象徴する稲佐山がそびえます。
壮大な額縁のようです。
長崎駅では前回の記事で紹介したように、新しい駅ビルの建設が進んでおり、
ビルには「長崎マリオットホテル」が開業します。
こちら「ヒルトン長崎」と同規模の200室です。
2022年秋に開業する予定の西九州新幹線長崎ルートに合わせ、”観光”をキーに一気に攻勢をかける長崎市。
官民が完全に同じビジョンを持って本気で取り組んで生まれる推進力は凄いものがありますね。