JR西日本とJR西日本ホテル開発は、現在建設中のJR広島駅新駅ビルに入るホテルの名称を公表しました。
HOTEL GRANVIA HIROSHIMA SOUTH GATE(ホテルグランヴィア広島サウスゲート)
計画当初、グループの宿泊特化型ブランドの「ホテルヴィスキオ」となることが明らかにされていましたが、
上級のシティホテルブランド「グランヴィア」に変更されました。
客室数は380室となる予定で、北口の「ホテルグランヴィア広島」と合わせると787室の2館体制となります。
ヴィスキオブランドから一転、客室イメージなども公開
【JR西日本ホテルズ】:新しいJR広島駅ビルに出店するJR西日本ホテルズの新ホテル名称が決定!『HOTEL GRANVIA HIROSHIMA SOUTH GATE』
(上記HPプレスリリース(https://www.hotels.westjr.co.jp/datas/files/2023/11/28/f61255e0679ce9e6d63156254ae9f24184bba2b5.pdf)より)
【中国新聞デジタル】:新広島駅ビルにホテルグランヴィア広島 2025年春開業、9~20階に客室380室
建設中の「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」。(広島駅新駅ビル)
ホテルは新駅ビルの7階および9~20階に入居。
7階にフロントロビーとレストランが1店舗設けられます。
客室数は380室でイメージパースのような客室の仕上げとなります。
客室平均面積は約26平方メートルと広めです。
宿泊特化型の「ホテルヴィスキオ」が予定されていたことについて、
中国新聞の記事によると、
”新型コロナウイルス禍でビジネスの出張客が減ったほか、訪日客が増えたため、より上質なグランヴィアに変更した。”
(中国新聞:新広島駅ビルにホテルグランヴィア広島 2025年春開業、9~20階に客室380室(https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/390990))
と書かれています。
グランヴィアの稼働率も高いと聞きますし、G7広島サミット効果もありインバウンドを含む観光客にターゲットを変更したようですね。
”ノースゲート”との棲み分けは?
今のところ北口の既存の「ホテルグランヴィア広島」の名称変更についてはアナウンスされていませんが、
分かりやすさの点からも「ノースゲート」を付け加えることになるのではないかと思います。
2館体制となるグランヴィアの棲み分け・連携については注目ですね。
総客室数は787室となり、これは大阪の726室や京都の537室を上回り、グループで最大規模のグランヴィアとなります。
観光需要への対応はもちろんのこと、1987年完成の「ホテルグランヴィア広島」はそろそろ古さが目立つ箇所も出てきているので、
改修工事のバックアップとしてもJRにとっては心強い存在となりそうです。
現在の発表を見る限り、建設中の「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」に設けられるレストランは7階の1店舗のみです。
シティホテルを名乗ることになるので最上階にラウンジくらいは検討されているかもしれませんが、
バンケットホールの設定もありませんし、既存の「ホテルグランヴィア広島」に比べると物足りません。
位置づけとしてはグランヴィアのコピーを作るのではなく、既存のグランヴィアと連携して不足する客室機能を補うようなホテルになりそうです。
工事が進み存在感を放つ新駅ビルに入る「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」は、
2025年春の開業予定です。