広島市中区の旧朝日会館跡地、旧市営基町駐車場一帯で進める「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」について、
12月14日から駐車場など既存施設の解体工事に着手しました。
2024年秋ごろにも着工し、2027年度から2029年度にかけ段階的に竣工させる予定です。
本事業は、アットパーク基町駐車場(旧市営基町駐車場)、朝日会館跡地、中国電力基町ビルを一体的に再開発するもので、
オフィスや広島商工会議所、高層階にラグジュアリーホテルが入居する約160mの高層棟のほか、発電所棟、駐輪場棟が整備されます。
旧市営基町駐車場の解体工事に着手
【広島市公式ホームページ】:基町相生通地区市街地再開発事業 – 市街地再開発事業
【Yahooニュース】:基町駐車場の解体工事はじまる 広島市中心部に地上31階建て高層ビル建設へ 基町エリア再開発(テレビ新広島)
【朝日新聞デジタル】:広島都心部の再開発、12月に旧市営駐車場の解体着工 住民に説明会
基町相生通地区市街地再開発事業の完成イメージ。
(広島市『基町相生通地区市街地再開発事業』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/shigaichi-saikaihatu/288144.html)より)
公式サイトもオープンし高まる期待
事業者による公式ホームページも立ち上げられました。
【公式サイト】:「かみはちはじまる」基町相生通(もとまちあいおいどおり)地区第一種市街地再開発事業
12月18日時点ではまだプレオープンの状態。12月末から本格的にオープンするようです。
そこで新しい情報も明らかになってくるかもしれませんね。
トップページではいくつか初出しのイメージパースも公開されています。
(「かみはちはじまる」基町相生通(もとまちあいおいどおり)地区第一種市街地再開発事業(https://kamihachi-hajimaru.com/)より)
相生通りに面する、高層棟6階のオープンスペースですね。
基壇部は周辺のオフィスビルと高さが合わせられており、6階とはいえそれなりに高さがありそうです。(30~40m)
事業計画等でもここはオープンスペースと明記されている一方、160mのタワーの最上部には「屋外機械置場」といった記載しかないため、展望デッキは諦めたほうがよさそうです。
この再開発は当初から「ホテル」が入ることが前提で進められてきましたが、
広島市の正式な事業計画や事業者の資料から「”広島初進出のラグジュアリー”ホテルを誘致する」というトーンに強まりました。
(22年3月の都市計画決定前後?)
コロナ明け以降の旺盛なインバウンド市場はG7広島サミットで更に火が付き、
ホテル需要はかなり高いと判断されたようです。
ここまで”ラグジュアリー”を強調するのであれば、すでに水面下で事業者とある程度話がまとまっている可能性が高そうです。
皆様はどこを予想しますか?
【UR都市機構】:【特集】都市機能をアップデート 広島市の再開発が始まる! 基町相生通(もとまちあいおいどおり)地区第一種市街地再開発事業(広島県広島市)
なお、既存の平面コインパーキング(旧朝日会館跡地)と立体駐車場・駐輪場(旧広島市営基町駐車場)は11月までに閉館しました。
「ひろしまゲートパーク」北側、武道場の上の広場が工事期間中の仮設駐輪場として運用を始めています。
基町相生通地区第一種市街地再開発事業は、2027年度に高層棟及び変電所棟が竣工予定、
2029年度に市営駐輪場棟が竣工予定です。