広島市を横断する都市計画道路、「広島南道路」の一部で、
広島市佐伯区と廿日市市を結ぶ「廿日市草津線」では、現在、
第2期工事として対面通行だった「はつかいち大橋」の4車線化工事が行われています。
第1期工事は「はつかいち大橋」東側の、広島市西区商工センターから、新八幡川橋を通り佐伯区五日市・海老山に至る約1.6㎞が4車線化されました。
第2期工事が完了すれば、広島南道路は商工センター扇地区から廿日市に至るまですべての区間が4車線区間となります。
前回の状況です。
事業の概要
【広島県】:臨港道路廿日市草津線整備事業
計画図(上記HPより)
広島県は、2024年7月から、海上部分の橋桁架設を開始しました。
工場で製作した6径間分の橋桁をおよそ1ヶ月かけてクレーン船で架設を行い、7月31日に最終ブロックが架設。
五日市側と廿日市側が繋がりました。
【広島県】:広島はつかいち大橋|海上部橋桁(上部工)の架設工事について
7月中旬に現地を撮影した時の状況です。
中間地点の手前、第3ブロックまで架設された状態でした。
廿日市側です。
橋の上を通行中、洋上のフロートに準備されていた橋桁が見えました。
手前に見える起重機船(フローティングクレーン2200t吊)を用いて架設されました。
広島県のHPにあるように、最後の第6ブロックの架設工事は昨日7月31日に実施。
現在はすでに橋梁として1本に繋がっているはずです。
供用開始時期は明らかにされていませんが、残るは陸上部の土工と全体の舗装となっており、
開通はそう遠くはないと思われます。
国道2号宮島街道、国道2号西広島バイパスの混雑を分散する広島南道路の開通に期待がかかります。
廿日市草津線の末端、木材港西~廿日市ICについても接続計画が進んでおり、
国土交通省 広島国道事務所によって現在事業説明などが行われています。
【国土交通省 中国地方整備局 広島国道事務所】:広島南道路