国土交通省中国地方整備局が整備する、国道2号「東広島・安芸バイパス」が、本日2023年3月19日(日)の17:30に全線開通します。(開通後は「東広島バイパス」に呼称を統一)
広島市と東広島市を結ぶ「東広島・安芸バイパス」は現在、瀬野西IC~海田東IC間のみ供用している状態で、前後の区間計約10kmで整備工事が続けられていました。
このうち、海田東ICから広島市側では、海田東ICから先へ高架橋を約1.4km延伸し、新広島バイパスに直結させる「海田高架橋」を整備しています。
この記事では、2月に撮影した
最後の建設レポートを海田地区を中心にお届けします。
前回の状況です。
事業の概要
【中国地方整備局】:中国地方整備局管内の道路事業の開通見通しについて(PDF)
【中国新聞デジタル 】:東広島・安芸バイパス19日午後5時半から通行可能に 利便性・にぎわい効果期待
東広島・安芸バイパスの終点、海田西IC
足場やネットなどはすべて取り払われた完成した姿になりました。
感慨深いです。
橋桁には照明灯も並んでいます。
8年前、着工目前だった頃の状況です。
海田西ICが接続する日の出交差点です。
頭上では広島南道路として海田大橋方面に向かう本線と、分岐して広島市中心部方面に向かうランプウェイ(今回開通)が分かれていきます。
海田西ICの状況です。
何度も通行路の変更を繰り返しながら最終形態になりましたね。
橋脚も既存の道路をかわすため、それぞれ特徴的な形状をしています。
カーブしながら都心方面似方向を変える橋桁も非常に美しいですね。
別の角度から。
海田大橋方面の広島南道路本線の橋桁はここで途切れています。
今回開通するのは右奥の広島市中心部方面に向かう新広島バイパスへ繋がる部分です。
将来はJCTに 広島南道路との分岐部分
将来的には、現在事業中で整備工事が進められている広島南道路(海田西IC~海田大橋間)が分岐するジャンクションになります。
以前にもお伝えしていますが、海田大橋方面にはすでに橋脚も立ち並び始めています。
すでに供用している海田西ICのランプウェイと、新たに本線として加わった東広島バイパスの合流部分です。
橋桁は下から見るとこの様になっていたんですね。
東広島方面を振り返ってみました。
本線が頭上を通り越えていくため、東広島・安芸バイパスから都心方面へ向かう新広島バイパスへのランプウェイは、
一旦高さを下げているのがよく分かります。
以上、最後の建設記録でした。
東広島・安芸バイパスは本日3月19日(日)17:30頃の開通を予定します。
私も今日行くことはできませんが、また近々全区間乗り通して開通の効果を実感したいと思います。
関係者の皆様、これまで大変お疲れ様でした。